出版社内容情報
まだ40代、当選して5年というスピードで、社民党党首に就任した福島みずほさん。
この本は、いままでにありそうでなかった、福島さんの本格的政策論。平和、環境、雇用、税金の使い方……、いまの日本の何を変えたいのか、日本をこれからどんな国にしていきたいのか、福島党首の熱い思いがたっぷり詰まっています。福島党首がめざすのは、弱肉強食の世界ではなく、みんなが力を発揮できる社会です。「多様な価値観が認められる社会」「女性が一人でも生きられる社会」「子どもが『自分が主人公』だと思える社会」「みんなが安心して年をとれる社会」「戦争のない平和な社会」「環境や食の安全を守る社会」「地域の人が経済的・精神的に豊かに暮らせる社会」……など、福島党首が取り組んでいるのは、一人ひとりの価値観や命を大事にする国づくり。福島党首は、日本のジャンヌ・ダルクになれるのでしょうか!?
はじめにー社民党党首になってみてー
第1章 弱肉強食の世界から、みんなが力を発揮できる社会に
第2章 将来もし一人になっても生きられる「安心安定支給宣言」
第3章 税金は利権のためではなく、市民のために使う
第4章 めざせ!「平和輸出国」
第5章 本当に変えていいの?「日本国憲法」
第6章 地方に雇用の場をつくる環境ビジネス
第7章 こんな日本をつくりたい(福島版マニフェスト)
付録 福島みずほの「あらたな戦争の時代における日本国憲法にもとづく平和政策
の提案」
終わりに
残念ながら、世界では、テロや戦争が広がり、グローバリゼーションのなかで、資源の奪い合いや富の集中、世界の中での貧富の差も拡大しています。国内に目を転じても、排外主義や「弱い者」へのバッシングは強まり、小泉構造改革のもと、資産と所得の格差が拡大しています。国内でのグローバリゼーションのひずみも広がっています。切り捨てられ、振り落とされていっているものが、いかに多いことでしょうか。
そんな中、こんな日本は住みづらい、そして、もっと違う世界を作ろうという動きも強く広がっています。韓国をはじめとする力強い民主化の動きや、スペインの「テロにも戦争にも反対。だからこそスペインは、イラクから軍を撤退する」との国民の選択、スペインの社会労働党の選挙での勝利には励まされます。
「もう一つの世界は可能だ」という力強い言葉があります。
その言葉に触発されて、敬愛する内橋克人さんは、「もう一つの日本は可能だ」という本を書いていらっしゃいます。この本は、福島みずほ版「もう一つの日本は可能だ。一緒に可能にしよう」という本です。
政治の重要な役割は、人々に希望を与えることです。希望のないと
福島党首は、ロゼッタストーンが発行しているメルマガ「未来総理」「ヴィーナスはぁと」のメンバーです。最近では、存続の危機さえささやかれている今の社民党。社民党の将来は、福島党首の肩にかかっています。重責のなかで、プレッシャーにめげそうになっているのではと思いきや、福島党首はいつ会っても元気で、フットワーク軽く動き回っていました。今回の著書は、政治の本といっても、誰にでも理解できるよう、読みやすく書かれています。新しい日本への道しるべとなるかどうか、ぜひ、実際に読んでみて、ご意見をお寄せください。
内容説明
平和、環境、雇用、税金の使い方…、いまの日本の何を変えたいのか、日本をこれからどんな国にしたいのか…、福島みずほの本格的政策論。
目次
第1章 弱肉強食の世界から、みんなが力を発揮できる社会に
第2章 将来もし一人になっても生きられる「安心安定支給宣言」
第3章 税金は利権のためではなく、市民のために使う
第4章 めざせ!「平和輸出国」
第5章 本当に変えていいの?「日本国憲法」
第6章 地方に雇用の場をつくる環境ビジネス
第7章 こんな日本をつくりたい(福島みずほ版マニフェスト)
著者等紹介
福島みずほ[フクシマミズホ]
1955年宮崎県延岡市生まれ。東京大学法学部卒業。弁護士として夫婦別姓選択制、婚外子差別、外国人差別、セクシュアル・ハラスメントなどに取り組む。1998年7月、社民党から参議院比例第1位で当選。広報委員長を経て、2001年、幹事長に就任。2003年、党首に就任。国会では、超党派でDV防止法などを成立させる
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