内容説明
死のそばで働き続けることが、いつまで可能なことなのかは分からない。でも死は知っていて、そばで働く者にしか自分のすべてを開示しない、というようなところがある。だからなるべく死のそばにいて、その深さを見つめてみたい。
目次
春の日の回診
麻子さんの夏
島田さんの死、権さんの死
ポロ
臨床の多様性
C2病棟
裁きの場から苦悩する場へ
アリに会った
父の死
朝の花市場〔ほか〕
著者等紹介
徳永進[トクナガススム]
1948年鳥取県に生まれる。1974年京都大学医学部卒業。現在、野の花診療所医師
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