目次
第１章 大東亜戦争とコミンテルン（インテリジェンス・リテラシーとは何か；張作霖爆殺事件はコミンテルンの謀略だったのか；世界はいかなる原理で動いているか）
第２章 戦後史とコミンテルン（戦後日本はコミュニストが作った；ハーバート・ノーマンの正体；「目に見えない力」が今、明らかになりつつある；“初期マルクス”は生きている）
著者等紹介
小堀桂一郎［コボリケイイチロウ］
東京大学名誉教授。昭和８年東京生まれ。東京大学文学部卒業。文学博士。専攻は比較文化論、日本思想史。東京大学教授、明星大学教授を歴任。『東京裁判却下未提出弁護側資料』の編纂者の一人
中西輝政［ナカニシテルマサ］
京都大学教授。昭和２２年大阪生まれ。京都大学法学部卒業。ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授などを経て現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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近年漸く公開／解析された英米露の機密文書よりGHQコミンテルン工作員を解説。エドガースノー、アグネススメドレー、ハーバートノーマン，尾崎秀実、野坂参三、都留重人、ベアテシロタ‥。ノーマンはマルクス主義憲法法学者(鈴木安蔵)に憲法研究会を設立させ、特に１条の君主制なのに国民主権をうたう箇所を重要視し、国民総意を口実に天皇制廃止を可能にするコミンテルン憲法の側面の存在や、９条作成に関与したシロタ、公開文書を秘匿する利権者の存在、マッカーシズムの正当性、近衛文麿の近衛上奏文(資料)等とても参考になりました。2016/05/03
