感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みーなんきー
23
なかなかボリュームがあり、中身の詰まった本でした。全体を通してヤマザキマリさんのエネルギッシュな事。お姑さんも、強烈ですが並みの女性でなく、ヤマザキさんがお嫁さんだったからこそ、その期待に応えられたのではないでしょうか?イタリアならではの文化に加え、強烈家族ということで、次々とイベントやトラブルが押し寄せ、そのおかげでこの本が充実したとも言えるでしょう。自分も同居してるかのような臨場感を楽しめました。国際結婚ていいな。2016/04/30
金平糖
18
映画と漫画のヒットで、図書館で著者の本は大人気。本書も長い間待たされたが、2004~08年にmixiに書かれた日記が主体だったので、安上がりな一冊と脱力し商売上手な出版社に感心。2007年1月の福井の原発事故に関し海外では報道されているのに日本では東京新聞しか載せていなかった件に、3.11以後信じられるのは東京新聞だけと思っていたのでもっと早く認識すべきだったと悔しい。イタリア人考の『どこかに出かけたら、そこになじむのではなくて、逆に自分達色に染めようとする』(爆)日本の嫁姑問題よりヘビーそうで同情。→2014/02/07
ササミ
14
「モーレツ!イタリア家族」の元となったSNSの日記を書籍化したもの。ヤマザキさん目線の異文化生活を覗けるのは楽しいのですが、姑さんが強烈すぎて読んでて疲れた^^;身内の愚痴はいいとして、お付き合いのある人(他人)の愚痴を平気で書けてしまう所は物書き特有というか、そういう部分がちょっと苦手かも。「モーレツ!イタリア家族」は読みたいです。2013/12/07
hamham
12
「ヨーロッパには痴漢はいない、やったら女から首を絞めあげられ電車から引き摺り下ろされ暴行受けたのちに裁判沙汰になるから」「イタリアではいらない家電を窓から放り投げ爆竹を炸裂させながら新年を迎える(投げ出されたテレビが頭に直撃して死者アリ)」など笑わずにいられない異文化満載。本当に『PCを窓から投げ捨てろ!』をやる国があるとは…。他が笑えるだけに姑嫌いの愚痴が辛くてなぁ。原稿追跡してくれたり情に厚い姑さんじゃないか。その情の厚さが日本人的にNGなのだろうけど…。「ROME」のクレオパトラ、見るっきゃない。2014/12/30
mika_f
7
原発事故のニュースがBBCで流れているのに、日本のメディアで紹介されていない事実!私も不思議に思います。前々からパワフルな人だと思ってたけど、ぶっちゃけイタリアよりブラジルが好きって!ブラジル人歌手Marisa Monte聞いてみよ~。映画にも詳しく黒沢の「Dersu Uzala」、丹波哲郎のタイガー田中が出ている「007は2度死ぬ」も観てみる!「帝王切開」を欧州系の言葉で「シーザー切り(直訳)」というのはもともとシーザーの子孫がそうやって生まれたかららしいです。へぇ~2014/04/03