三里塚を再び緑の大地に―空港反対闘争に賭けた上坂喜美の後半生

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  • サイズ A5判/ページ数 251p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784939042508

内容説明

理不尽な農地取り上げに身体を張って闘い続けた三里塚農民。上坂喜美はつねに彼らと共に在った。管制塔占拠を頂点とした70年代の激闘の時代、暫定開港以降の現地・支援の分裂と混乱の時期、政府と現地農民が対等の立場で相対した「成田シンポ」…。それぞれの時代や時期に、上坂喜美は柔軟かつ一貫した立場を貫き通した。関西‐東京‐三里塚現地を頻繁に行き来して対話を重ね、対策を練り、自ら先頭に立って闘い続けた…。いまなお輝きを失わない、上坂喜美の在りし日の檄文や論文、そして彼と共に闘った友人知人たちの追想から導き出される、あの時代の実相とは何であったのか…。

目次

第1部 三里塚の激動と共に在った日々(「むしろ旗」より;われわれは誓いたい;三・二六から五・二〇をどう視るか ほか)
第2部 三里塚の新たな挑戦へのエール(三里塚現地・柳川秀夫への手紙;新たな闘い新たな団結え;反対同盟の新たな挑戦 ほか)
第3部 あの時代、その現場に、いつもその姿を見た(主体づくりの糸口をどこに見つけるか;右と左と;「市民ネットワークさかい」より ほか)