内容説明
本書は、高度情報化をたんに表層的な現象として捉え、記述するにとどまるものではない。新たな世紀を開こうとしている時代の大きな流れの底に作用している、高度情報化による市場経済システムの現代的変化の意義と限界をどのように理解すべきか、そこに新たな人間的視座をどのように設定してゆけるか、本書はこうした課題にも挑戦するものとなっている。
目次
第１部 転換の方向（高度情報化と資本主義市場経済；情報テクノロジーと現代生産システムのパラダイム転換；情報化と経済社会の動態；情報通信技術の発展と労働の変容）
第２部 日本の現状（日本企業の情報化と経営革新；日本型生産システムとＭＥ情報化；産業システムの市場志向型情報化と組織間関係；情報化にともなう労働過程の変容；日本型流通システムの変容）
