出版社内容情報
本書は、上代語の構文の特徴や実相を確認し、それにそったかたちで『古事記』や『日本書紀』の歌謡の文脈を解釈、『萬葉集』の歌句を構文面から検討、上代語に特有の表記の背景を考察している。
内容説明
本書の主たる目的は、上代語の構文の特徴やその実相を確認すること、それにそったかたちで『古事記』や『日本書紀』の歌謡の文脈を解釈し『万葉集』の歌句の訓義について考察すること、そして、上代語に特有の表記の背景がどのようなものであるかを考察すること、の三点にある。なかでも特に重点をおきたいのは、『万葉集』の歌句の訓義に構文面から検討をくわえるという作業であり、それによって、その歌に対するそのさきの研究のための基礎がためをおこなうことである。
目次
1部 上代語の構文
2部 上代語の構文と歌の解釈
3部 上代語の表記と文字