出版社内容情報
カテゴリー化のプロセス、イメージスキーマとメンタルモデル、転義と文法化のプロセス、メタファーとメトニミー、視点とプロトタイプ、等の問題を実証的に考察しながら、言葉とこころのメカニズムにかかわる言語研究の新しい方向を探究。認知言語学の成果。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
27
#感想歌 類語辞書算譜開発使ってる山梨正明先生先駆者謂う。機械翻訳の佐良木さんから山梨先生を教えてもらった。認知文法は難しそう。空間的な認識と言語との関係は、NHKの「キーワードで英会話」で普及。言語の具体例があるのでそれが分かれば認知したと思おう。行為の境界により、言語の意味を問うのは、コンピュータシステムの供給者と取得者の間で言語の断絶があり、システムの不具合が発生する構造を防ぐために、シソーラスを作る必要性を山梨先生に提案したことがある。先生からはパイオニアだという評価をいただいた。 2016/11/13
めんま
20
言語は自律した記号のシステムとして見られがちである。ことに文法は、規範的なルールとして冷然と存在するように見られる。そのような言語観に異を唱え、言語・文法を人間の認知能力の反映と見るのが本書。様々な文法現象を一般的な認知能力から説明をするための概説書となっている。2021/04/18
メタファル
0
classic.2009/02/04