なぜ、世界はルワンダを救えなかったのか―PKO司令官の手記

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なぜ、世界はルワンダを救えなかったのか―PKO司令官の手記

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  • サイズ A5判/ページ数 510p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784938662899
  • NDC分類 936
  • Cコード C0031

内容説明

100日間で80万人が虐殺された。それも多くはマチェーテと呼ばれる山刀で。なんと数ヶ月前から、そこには国連PKO部隊がいて、危険を察知していた。しかし、彼らは手を拱いて傍観するしかなかった。PKO部隊の司令官自身が痛恨の思いで綴る惨劇の顛末。

目次

父に教えられた三つのこと
「ルワンダ?それはアフリカですね」
「ルワンダを調査して、指揮をとれ」
敵同士が手を握る
時計の針が進む
最初の道標
影の軍隊
暗殺と待ち伏せ
希望の復活なき復活祭
キガリ空港での爆発
去るか残るか
決議なし
虐殺の報告
ターコイズの侵略
多すぎて、遅すぎる

著者等紹介

ダレール,ロメオ[ダレール,ロメオ][Dallaire,Rom´eo]
1946~。カナダの軍人(中将、2000年病気退役)、上院議員(2005年~)。1993年10月、停戦下のルワンダに派遣されたPKO部隊(国連ルワンダ支援団)の司令官となる。大虐殺の前とその過程を通じて、たびたび部隊の増強を訴えるが、有力国や国連の思惑からその容れるところとならず、惨劇を止められないまま駐留することを余儀なくされる。94年8月辞任。その後ルワンダでの体験から心的外傷後ストレス障害(PTSD)となり、2000年には自殺をはかり、公園のベンチで昏睡状態のところを発見される

金田耕一[カナダコウイチ]
1957年広島県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得。博士(政治学)。政治学/政治理論専攻。日本大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

70
著者の結論だけであれば最終章のみを読めばいいが、結論に辿り着く”過程”が本著のキモ。著者の五感と、文字に滲む理想と現実の乖離。ヒトの持つ使命感が如何にその乖離を拍車し、物心両面を傷めるかを描写。兎角、”民族”に焦点が当たりがちだが、それ以前のヒトが持つ「非人間性」が問題の根底という感。加えて、人間性が時に非人間性に繋がる現実も痛い。本著終盤のフランスによる孤児救出が典型。著者帰国後には、非難・告発・批判の数々とのこと。ジェノサイドから25年以上、平和維持活動の在り方が改善されていることを切に願うのみ。2019/08/04

カザリ

41
少し古い本ですが、今年の1位かな(早すぎだろ)個人的に生きるヒントになったかな。2016/01/24

テツ

15
ルワンダ虐殺を止めようとした(止められなかったことは皆さんご存知の通り)PKO指揮官ロメオの手記。吹き荒れる憎悪と殺戮の赤黒い嵐を目の当たりにしながら先進国と国連の無関心さが影響した物資不足と人員不足によって何も出来なかった彼の心中は如何許りか。絶望と虚無。ファンタジーの世界とは違う。リアルな世界は一人の正義と力で救えるような生易しいモノではないんだ。生きるということが徹頭徹尾理不尽でやるせないことは重々承知しているけれど、だからといって理不尽に生命が奪われている事態を放置してよいという訳ではない。2016/10/01

ようはん

13
1994年に起きたルワンダ虐殺を当時のルワンダに派遣されていたPKO部隊の司令官である著者の視点から見た著書。ジェノサイドにて殺害された人々の描写が何度も描かれて苦しいが、PKOのメンバーが熱病で倒れたり発狂したりで離脱していき、著者も精神を病んでいく姿にも衝撃を受けた。現場の危機感に対してまともに支援を送れず虐殺が一段落してからやっと多数の支援を送る国連やアメリカらの大国の姿もなんとも言えない。2019/12/30

活字の旅遊人

10
なかなか読み進められなかったが、国連に幻想的な期待をしてはいけない、ということだな。

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