内容説明
100日間で80万人が虐殺された。それも多くはマチェーテと呼ばれる山刀で。なんと数ヶ月前から、そこには国連PKO部隊がいて、危険を察知していた。しかし、彼らは手を拱いて傍観するしかなかった。PKO部隊の司令官自身が痛恨の思いで綴る惨劇の顛末。
目次
父に教えられた三つのこと
「ルワンダ?それはアフリカですね」
「ルワンダを調査して、指揮をとれ」
敵同士が手を握る
時計の針が進む
最初の道標
影の軍隊
暗殺と待ち伏せ
希望の復活なき復活祭
キガリ空港での爆発
去るか残るか
決議なし
虐殺の報告
ターコイズの侵略
多すぎて、遅すぎる
著者等紹介
ダレール,ロメオ[ダレール,ロメオ][Dallaire,Rom´eo]
1946~。カナダの軍人(中将、2000年病気退役)、上院議員(2005年~)。1993年10月、停戦下のルワンダに派遣されたPKO部隊(国連ルワンダ支援団)の司令官となる。大虐殺の前とその過程を通じて、たびたび部隊の増強を訴えるが、有力国や国連の思惑からその容れるところとならず、惨劇を止められないまま駐留することを余儀なくされる。94年8月辞任。その後ルワンダでの体験から心的外傷後ストレス障害(PTSD)となり、2000年には自殺をはかり、公園のベンチで昏睡状態のところを発見される
金田耕一[カナダコウイチ]
1957年広島県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得。博士(政治学)。政治学/政治理論専攻。日本大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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