ピエール・ブルデュー―超領域の人間学

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ピエール・ブルデュー―超領域の人間学

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  • サイズ A5判/ページ数 221p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784938661144
  • NDC分類 361
  • Cコード C1030

内容説明

ブルデュー自身の手による日本人のためのブルデュー思想入門。

目次

日本との出会い―序に代えて
現代フランス思想と私―フーコーからブローデルまで
差別化の構造―日本で『ディスタンクシオン』を読む
エリートと学歴資本―日本で『国家貴族』を読む
現代世界における知識人の役割―普遍のコーポラティズム
文学生産と「場」の理論
ハビトゥス・戦略・権力

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラウリスタ~

12
89年来日時のインタビュー、講演などをまとめたもの。訳者の加藤氏は文学系だと思うが、彼のゼミで学んだ社会学者による翻訳などがブルデュー系日本受容に大きく貢献、という感じかな?場と訳している。冒頭の加藤とのインタビュー(成田への移動中)では、エコール・ノルマルの同級生や、コレージュの同僚についての率直な評価(バルトは非常に才能ある耽美派で繊細で洗練された読み手だが、理論的には何もない…なんか安心)なども面白い。序文を彼は日本との出会いが「雷の一撃」だったと締めているが、ディスタンクシオンと反していそうで良い2021/05/14

akuragitatata

1
ブルデュー関係の本にしてはもっとも分かりやすいものの一冊かと思われるが、それでもよくわからない。日本の思想家との対談とかもあるが、ブルデュー先生完全に空気。2009/05/19

ハチアカデミー

0
フランス現代思想と社会学を代表するブルデュが1989年に来日した際の講演と対談、インタビューをまとめた一冊。主著の『実戦感覚』を理解するために手に取るも、むしろ『ディスタンクシオン』を読まねばならぬことを突きつけられる。個人がもつ理想なり行動規範なり善悪の判断なり=ハビトゥスの概念と、それが形成され共有される空間としての「場(シャン/界)」の概念を確認。ただ、むしろブルデュの真骨頂はその「場」を把握するための調査と整理にあるのだろう。彼にとって社会学が「哲学のフィールドワーク」だったという言葉が印象に残る2015/09/11

jiroukaja

0
ある程度分かってる人が読むと、話し言葉や要約っぽく書かれてるから分かりやすいと思う本、だと思う。鼎談は投げっぱなし。2010/01/21

pepe

0
1989年に来日した際の多数の講演や対談をまとめたもの。廣松渉と今村仁司との対談がわかりやすい。ブルデューが哲学、構造主義から入りやがて社会学へと進み、構造主義による客観的記述から離れ、間主観的な社会個人の記述に向かった。観察者自身の視点の客観化いよる反省という、エスノセントリズムの克服もおもしろい。2020/12/28

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