内容説明
レギュラシオニストにしてエコロジストであるエコノミストだが、92年のEC統合を目前に控えた現在、東欧改革と、「ベルリンの壁」の崩壊=冷戦の終結の衝撃を踏まえつつ、21世紀のありうべきシナリオを展望した野心作。
目次
1 フォード主義的妥協
2 黄金時代の終わり
3 さて、何をなすべきか
4 自由主義的生産第一主義の行き詰まり
5 エコロジーの危機
6 オルタナティブの時代
7 新しい労使協定と反テーラー主義革命
8 自由時間の増大をめざして
9 福祉国家から福祉共同体へ
10 各国選択を束縛しない国際経済秩序
11 オルタナティブとしての欧州の将来像