編集狂時代

編集狂時代

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784938463441
  • NDC分類 021.4
  • Cコード C0095

内容説明

「ちくま文学の森」をつくった男。興味のむくまま、気のむくままに集めて、編んで、本にする。

目次

第1章 ぼくは、小学校低学年の頃から二十代なかばまで、ひたすら集めることに熱中してきた。
第2章 一九六五年秋、ぼくは高校三年生だった。ある日の昼休み、階段教室で、捨てられていた一冊のマンガ雑誌にであった。
第3章 そこは留置場だった。目の前にボンヤリ鉄格子が見えた。昨日あったことが走馬燈のように、次々と浮かんでは消えていった。
第4章 一部ゲラ刷りを貰い、それを持って飲み屋にいった。色校をチラチラ眺めながらのむ酒は、格別においしかった。
第5章 この社の仕事をはじめて九年、倒産を機に、「筑摩の人間として生きよう」と密かに決意したのだった。
第6章 そうしたある日、啓示のようにひらめいた。「そうか、外骨さんになっちゃえばいいんだ」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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ぱらぱら2013/03/31

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編集者松田哲夫の幼少時代から筑摩書房取締役になるまでの疾風怒濤の日々。幼少期からすでに編集者への道を歩いているかのような様々なエピソードが満載で、その後も様々な文化人を巻き込んで面白いことを追求する姿が生き生きとリアルに語られ、文章の勢いに乗ってグイグイ読んでしまった。私がこれまで読んできた本、これから読みたい本、また興味を持っている人物の多くに松田氏が関わっていることに驚き、氏の著作物や氏が編集に関わった作品にますます興味を持った。編集者の存在は書籍の出来を大きく左右するんだな、きっと。2019/10/08

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