内容説明
三沢千代治が描く「住」産業の未来。急展開を遂げるＭ＆Ａ戦略でダイナミックな事業展開を図るミサワグループ。注目を集める三沢千代治の経営戦略にスポットを当てる。
目次
第１章 外部資源の活用を狙うＭ＆Ａ戦略（ミサワ＝ニツセキ提携にみる、ライバルとも手を結ぶ柔軟思考；ニューメディア事業にクサビを打ち込むミサワバン）
第２章 “人こそ企業なり”を追求する人財戦略（年齢別設計システムが生み出した“わいわいＨＯＭＥＳ”の成功；土日社員ネットワークにこめられた営業力強化作戦）
第３章 豊かな発想と情報＝経営戦略（情報人間・三沢千代治の「頭を下げれば“情報断絶”にならない」；社内情報システムとアイデアチェックの４段階；ミサワ総研は「失敗させる場所」として発足）
第４章 つまずきから出発―三沢千代治の軌跡（人生最良のパートナー・山本幸男との出会い；三沢木材に居候の“プレハブ住宅部”の船出）
第５章 “技術のミサワ”を確立したＯ型住宅（幕開けを迎えたプレハブ産業界の一角に陣取ったミサワホーム；プレハブ化率９０％を実現した技術の結晶「ホームコア」；Ｏ型住宅の成功は設計思想の勝利）
第６章 技術革新への絶えざる挑戦（新素材“ニューセラミック”への挑戦；収入型住宅「ドメイン」の発想と開発コンセプト；２１世紀の住宅を追求した「ザ・センチュリー」）
第７章 住まいの未来像を求めて（多品種少量生産に光明を導いたＭＰＳシステム；バイオテクノロジーと住まいの結合）
第８章 三沢千代治を支える人々（ニューセラミックは土光敏夫が生みの親；瀬島龍三との交わりが生んだアメリカ大学の日本誘致計画）
第９章 三沢千代治の発想と戦略（急展開のＭ＆Ａは未来戦略の基礎がため；都市工学研究所の第１テーマは、月に住宅を建てること）
