出版社内容情報
《内容》 ■運動,スポーツは生活習慣病の予防にとどまらず,あらゆる世代の人の健康生活に欠かすことのできないものになっている.■これまで,運動が身体の諸機能やパフォーマンスにどのような影響を及ぼすかについて徐々に明らかにされてきているが,ヒトが運動を行ったときには,1)呼吸機能がどのような応答(変化)を示し,2)身体運動を継続(トレーニング)したときに呼吸機能にどのような適応現象(トレーニング効果)が現われ,さらには3)その生理学的背景(メカニズム)はどのようなものか,などについて系統的に集約されたものはなかった.■本書では,これらの運動時の呼吸機能に関する最新の情報を第一線で活躍の著者によりわかりやすく整理し,解説した.■運動生理学,呼吸生理学,スポーツ・トレーニング・体力科学の研究者はもちろん,スポーツ指導者やこれらに関心のある方々にも読んでいただきたい1冊. 《目次》 主要目次第1章 換気調節1.呼吸調節中枢2.呼吸筋3.運動のテンポと呼吸リズム4.運動時の換気増大5.運動と呼吸困難感第2章 肺におけるガス交換1.ガス交換の規定因子2.運動時における血液の酸素平衡機能3.ガス交換のモデリング4.運動時の酸素摂取動態5.運動と二酸化炭素貯蔵第3章 組織におけるガス交換1.血色素によるガス (酸素) 運搬2.運動における酸素の供給と利用3.ミトコンドリアとエネルギー代謝4.運動とフリーラジカル第4章 ガス交換と体力評価1.エアロビックパワー2.アネロビックキャパシティ3.高所登山とガス交換
内容説明
いまや運動、スポーツは生活習慣病の予防という側面だけにとどまらず、人々の健康生活に欠かすことのできないものにまで定着している。本書は、ヒトが身体運動を行ったときに呼吸機能がどのような応答(変化)を示すか、身体運動を継続(トレーニング)したときに呼吸機能はどのような適応現象(トレーニング効果)が現われるか、その生理学的背景(メカニズム)は、などを系統的に集約したものである。
目次
第1章 換気調節(呼吸調節中枢;呼吸筋;運動のテンポと呼吸リズム ほか)
第2章 肺におけるガス交換(ガス交換の規定因子;運動時における血液の酸素平衡機能;ガス交換のモデリング ほか)
第3章 組織におけるガス交換(血色素によるガス(酸素)運搬
運動における酸素の供給と利用
ミトコンドリアとエネルギー代謝 ほか)
第4章 ガス交換と体力評価(エアロビックパワー;アネロビックキャパシティ;高所登山とガス交換)