内容説明
橋下徹氏に対する差別キャンペーンを徹底批判する。「政治家橋下徹」の本質を明らかにするために、その「血脈」=出自を結びつけて論じるなど、ジャーナリズムとして、決してやってはならないことだ。反橋下派リベラル知識人とメディアは、このキャンペーンの差別性をなぜ見抜けなかったのか。
目次
1 橋下徹氏に対する差別キャンペーンの問題点をさぐる(『週刊朝日』連載「ハシシタ奴の本性」が示した本性;大阪ダブル選挙、ネガティブ・キャンペーンの失敗)
2 差別キャンペーンに人々はどう反応したか(湧き起こった「おかしいぞ」という市民の声;週刊誌ジャーナリズムの相互批判;部落解放同盟の対応;知識人・文化人の躓き)
3 あらためて今日の部落差別を考えるために(決着を見た『週刊朝日』差別記事問題;あらためて明らかになった部落差別問題の所在)
著者等紹介
宮崎学[ミヤザキマナブ]
作家。1945年京都生まれ。早稲田大学法学部中退。高校時代に共産党に入党し、早大時代は学生運動に邁進。その後、週刊誌記者、家業の土建・解体業を経て、それらの経験を描いた『突破者』でデビュー
小林健治[コバヤシケンジ]
1950年岡山生まれ。2004年まで解放出版社事務局長を務める。1980年から、部落解放同盟中央本部/マスコミ・文化対策部、糾弾闘争本部の一員として、出版・新聞・テレビにおける差別表現事件に取り組む。現にんげん出版代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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モリータ
mari
kenitirokikuti
にしけん
どこかの国語教師