内容説明
クリスマスのかざりつけをひとりでしたいちびけちゃん。でも、パパは「あっちにいってなさい」だって。へやにもどって、「よのなかはふこうへいだ」とつぶやくちびけちゃんですが、パパの「こまってるんだ」のひとことで…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうゆうpanda
32
クリスマスの絵本です。主役が熊の親子なので茶色が基調の落ち着いた色合いです。クリスマスツリーの飾りは蝋燭とガラス玉。今時の百円ショップのオーメントより、断然品があります。最後に華(星)を持たせてくれるお父さんの頼みかたも品があります。鼻眼鏡でクラッカーパーンの賑やかなクリスマスも楽しいですが、こんな静かで穏やかなクリスマスも素敵です。美味しそうなチョコレートの匂いのする台所にいるのはお母さん熊でしょうか。お母さんが登場しないところもかえっていい。男同士、真面目な仕事仲間ということでしょうか。カッコイイ!2015/11/27
うとうと
14
ちびけちゃんはクリスマスの飾り付けをひとりでしたいのに、パパは「あっちにいってなさい」だって。でも。。/ちびけちゃん気持ちも、手を出してほしくないパパの気持ちも、両方よくわかってしまう^^; ちびけちゃんにしかできないことがあってよかったね。2022/11/22
遠い日
12
ダランセの絵がすてき。クリスマス・ツリーの準備の日の子どもの心のわくわくと、親の忙しがる気持ちとの齟齬をリアルに、そしてユーモラスに描く。自分だってやってみたいという子どもの気持ちに気づいたおとうさんのアプローチがいい。子どもの自尊心をだいじに掬いあげたラストが秀逸。2015/11/16
おはなし会 芽ぶっく
11
ちびけちゃんはまだ小さいだろうから、クリスマスツリーの飾りつけは無理だろうと思っているパパ。それが分かり悲しくなってるちびけちゃん。でもパパはちびけちゃんにヤル気を起こさせるようなお願いをします。いせひでこさんの訳、絵じゃないの?と見直しましたが訳でした。珍しいかも?(私の知る限りですが)2019/09/01
龍馬
1
お手伝いしたいんだ。だけど、おとなからすると、ちょっと・・ね。でも、手伝いたいって気持ちが一番大切なんだよね。2010/02/14