出版社内容情報
のどかで美しいわら屋根のある村を突然襲った朝鮮戦争。同じ民族同士で争わねばならなかった。未来をみつめ、考え生きようとする子どもたちを描く。個性豊かで、けなげな姿が、戦争をもの
静かに告発する。
まだ、なかなか読む機会の少ない韓国の児童文学。
国を知るには、その国の児童文学を読むことから。
内容説明
朝鮮戦争‐六・二五（ユギオ）（韓国動乱）ともいわれる‐その戦時下にも生きることを真剣に求めつづけた子どもたち。近くて遠い国からの、意識の壁を崩す愛のメッセージ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱせり
1
何も知らないうちに戦争の渦中に放り込まれ、知らないうちに殺され、引っ立てられて、家族を奪われて、・・・そんな中で、子供たちは成長していかなければなりませんでした。作者はこの子らを知っていたのでしょう。（名前も姿も、住んでいるところも違っても、やはり、この子達） もっともっともっとひどいことをたくさんみてきたよ、と。2008/03/18
