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浅田彰×松浦寿輝「ゴダールの肖像」 (増補改訂版)

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  • サイズ A5判/ページ数 96p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784925095037
  • NDC分類 778.235
  • Cコード C0074

内容説明

本書は、1996年11月23日に、『JLG/JLG』の関西初上映に際して企画された、浅田彰氏と松浦寿輝氏による対談の全記録である。加えて、松浦氏への文書インタヴューと浅田氏への特別インタヴューも収めてある。本編の対談が、かなり高度に専門的な内容であるのに比べて、これら特別インタヴューは一般的な読者向けに、ゴダールを中心に据えつつ、映画とそのフロンティアや未来について、幅広く語るという内容になっている。

目次

対談「ゴダールの肖像」浅田彰×松浦寿輝
松浦寿輝への質問
浅田彰特別インタヴュー「ゴダール・映画・マルチメディア」
JLG/JLG作品内容解説
ゴダール監督作品フィルモグラフィ

著者等紹介

浅田彰[アサダアキラ]
1957年神戸生まれ。京都大学助教授。経済学・社会思想。構造主義・ポスト構造主義を論理的に再構成した『構造と力』がベストセラーになり、第2作の『逃走論』からは、“スキゾ”、“パラノ”が流行語となる。他、著書に、『ヘルメスの音楽』『映画の世紀末』『20世紀文化の臨界』、とっても便利出版部の『マルクスの現在』など。現代思想から芸術・建築に至るまで、幅広く現代をリードする批評家

松浦寿輝[マツウラヒサキ]
1954年東京生まれ。東京大学教授。文学博士。詩人・小説家・表象文化論。主な著書に、『口唇論―記号と官能のトポス』『映画n-1』『折口信夫論』『エッフェル塔試論』『松浦寿輝詩集』『ゴダール』など。訳書に、ロベール・ブレッソン「シネマトグラフ覚書」などがある。詩人らしいしなやかな感性で、映画をはじめとするあらゆる領域において批評・創作活動を展開している。2000年「花腐し」で第123回芥川賞を受賞

大野裕之[オオノヒロユキ]
1974年大阪生まれ。京都大学大学院博士課程在学中。映画・演劇・英米文化研究。主な論文に「『チャップリンの移民』論」など。映画館でのトークショーに多数出演。朝日新聞大阪版に映画紹介コラムを連載中。『チャップリンのために』編著者、『マルクスの現在』の編集者。ミュージカル劇団とっても便利の作曲・脚本・演出家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bartleby

8
ゴダールの「JLG/JLG」が日本公開された際の対談記録。対談で出てくる「(pas)ça」や「小文字の形而上学」といったフレーズは、ゴダールの作品を特徴をうまく表現しているように思えた。あと個人的には、「JLG」に出てくる夥しい引用の出典先を載せてくれているのが嬉しい。2015/02/25

mori-ful

0
我々は物も「として」認識することしかできない。にもか変わらず、礫のようにイマージュが飛んでくるという体験がありうる。ゴダールはそれを映画という媒体を使って反復して見せる。としての向こう、あるいは手前にある即物性のエピファニー。ソニマージュという技法。2016/03/20

ticktackfree

0
コンパクトなゴダール本。とても参考になる

ナポレオン井上

0
コンパクトなゴダール本。簡潔にして内容が濃いので、とてもいい。2023/01/07

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