高等教育ハンドブック2
キャンパスのセクハラ対策 調査・紛争処理編―法的対処を踏まえた運用“進化”と危機管理

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  • サイズ B5判/ページ数 225p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784925069281
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C3037

内容説明

急増する処分・裁判と教育・経営責任。

目次

1 急増する事件・処分と防止策のセカンドステージ―実態調査、運用点検、二次被害・再発の防止、権利回復、説明責任(大学でのセクシュアル・ハラスメント事件の特徴;セカンドステージに入った大学の対応;被害の実態と影響 ほか)
2 法構成と紛争処理・調査プロセスの留意点―責任の法的根拠、調査委の任務・構成・方法、事実認定、処分、情報公開(大学の責任の法的根拠;調査の方法;調査の結果―処分とその対応との関係 ほか)
資料編(関連法令・規則等;全国の大学実態調査;裁判の判例 ほか)

著者等紹介

戒能民江[カイノウタミエ]
1973年早稲田大学大学院法学研究科博士課程修了(民事法学専攻)。91年東邦学園短期大学助教授。99年お茶の水女子大学生活科学部教授(2002年お茶の水女子大学評議員)現在に至る。内閣府男女共同参画会議女性に対する暴力専門調査会委員。財団法人せんだい男女共同参画財団理事。足立区男女共同参画推進委員会委員。千葉県男女共同参画懇話会女性に対する暴力対策専門部会委員。キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク関東ブロック事務局(03年8月まで全国事務局代表)。被害者のためのDV法を求める全国連絡会共同世話人。人身売買禁止ネットワーク共同代表。ジェンダー法学会理事長。日本女性学会代表幹事。比較家族史学会副会長。日本法社会学会理事。民科法律部会理事

角田由紀子[ツノダユキコ]
1942年北九州市生まれ。67年東京大学文学部卒業。75年に弁護士登録。以後、東京弁護士会および日本弁護士連合会の女性の権利に関する委員会の委員を務め、83年以降は女性の権利に関わる事件を多く手がけている。86年より民間のボランティア組織である東京強姦救援センターの法律アドヴァイザーも務める。セクシュアル・ハラスメントに関しては、沼津事件、福岡事件、秋田事件、東北大学事件、東北生活文化大学事件などを担当。92年、8人の女性によるドメスティック・バイオレンス調査研究会を設立し、日本初の実態調査を行う。94年から96年にかけて、アメリカのミシガン大学ロースクールで、研究員としてキャサリン・マッキノン教授の下で女性法学を勉強。2001年4月より、NPO法人「女性の安全と健康のための支援教育センター」の代表理事を務める。03年1月から4月まで、ミシガン大学日本研究センターでトヨタ客員教授として、日本のセクシュアル・ハラスメントおよびドメスティック・バイオレンスについて教鞭をとる。2004年4月から明治大学法科大学院教授に就任予定
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