つくばね叢書
鼎談 民衆史の発掘―戦後史学史と自分史を通して

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  • サイズ B6判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784924836716
  • NDC分類 210.01
  • Cコード C1021

内容説明

本書は、一九八八年五月に発行された『我孫子市史』第十二号に掲載された、色川大吉・芳賀登・齋藤博の三氏の鼎談「座談会 地方史と民衆史―自分史の立場から」を改訂したものである。

目次

1 敗戦と戦後民主化の時代(終戦後の東大国史学科;東京文理科大学の歴史学徒として ほか)
2 戦後歴史学の展開と蓄積(戦後歴史学の旗手たちと国民的歴史学運動の展開;大塚久男学派・丸山真男学派の登場 ほか)
3 民衆的視座の確立と展開(国学研究と地方史論;底辺の視座からの民衆思想史)
4 戦後歴史学の展開、克服と飛翔へ(地方文化論からのアプローチ;近代化論再検討研究会と不知火海総合学術調査団 ほか)

著者等紹介

色川大吉[イロカワダイキチ]
1925年千葉県佐原市生まれ。東京大学文学部国史学科卒。東京経済大学教授、アメリカ・プリンストン大学客員教授、国立歴史民俗博物館客員教授を歴任。日本近代思想文化史から民衆史にアプローチ。1960年代初期に民衆史の新分野を開拓、1970年代に自分史を提唱する。1981年、我孫子で「関東の自由民権と地域文化」を講演

齋藤博[サイトウヒロシ]
1934年神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。独協大学教授。日本社会経済史から民衆史へアプローチ、我孫子市史編集委員。2000年10月逝去

芳賀登[ハガノボル]
1925年愛知県豊橋市生まれ。東京文理科大学史学科国史専攻卒。大阪教育大学教授・筑波大学教授・同副学長を経て現在東京家政学院大学理事長、筑波大学名誉教授。日本近世思想文化史から民衆史へアプローチ、幕末~明治維新期の国学思想、とくに地方豪農層における国学の浸透を通して民衆の近代化の道を探求。我孫子市史編集委員をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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