内容説明
サイレント期の1910年代からハリウッド全盛の1930年代まで。比類なき戦前の外国映画評。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
5
映画評論の先達による、戦前の洋画の批評集。戦前から書き溜めておいた膨大なメモが戦災で多くを失い、戦後になって記憶を辿って書き直したものもかなり入っているそうだが、兎にも角にも大労作。海外の文献にも記録が見られない映画も入っているそうで、世界的にも映画史的に貴重な文献だと思う。今はもうフィルムが失われた作品も多そうで、この本が無かったら知ることは出来なかった。読み応えもたっぷりで、正に映画を愛する者へも贈り物のである一冊。双葉十三郎先生に感謝です!2018/03/30
Gen Kato
1
戦前映画はまだまだ未発掘の名品多し。さて、死ぬまでにどのくらい観られるかな…2016/03/13
キムトモ
0
学生時代いろんな辞書辞典にお世話になりましたが、そういう類の中でも一番使用頻度が高くお世話になりました。これからも本棚から出して見返し続けるでしょう。双葉さん亡くなられたとのことで合掌です。