目次
うつ病はなぜ増えているのか
スピリチュアルブームとニセ科学
事件を読み解く
若者と格差社会
日本人は劣化しているのか
精神科医という“お仕事”
著者等紹介
香山リカ［カヤマリカ］
精神科医・立教大学現代心理学部映像身体学科教授。１９６０年７月１日北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒。学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を生かして、新聞、雑誌で社会批評、文化批評、書評なども手がけ、現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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senyora
1
TVや雑誌でお見かけするけれど、著作を読むのは初めて。2008年5月発行なのでもう7年以上前です。香山さんが「どうなるのか？」と危惧されていることの結果をある程度知っている身としては興味深く読ませて頂きました。2016/01/19
かずかず
1
身近な人に鬱病がいて、勉強したくて借りてみた。でも後半は刊行当時に世間を賑わせた事件を精神科医が解説している感じで望んでた感じではなかった。前半も今話題の新型うつ、についてだったので、読みやすかったけど私の希望とはちょっと違ったなー。でも08年当時から新型うつは増えつつあったのね、朝青龍や安部さんね。なんて面白く読ませてもらいましたが。もっとオーソドックスな本読みたいな。2012/10/21
寺島ヒロ
0
２００８年刊。（「創」に連載時は０５～０８年）時事問題を精神医学的観点からみたエッセイを収録。新型うつ、適応障害、アスペルガー症候群など。２００７年前後の当分野のトピックが一覧できる。2013/06/23
(￣∀￣)
0
うつ病の概念は変わってきた。今までは、気分障害の治療法の第一歩は、「うつ病になったのはあなたの責任ではないし、周りの人に後ろめたさを感じる必要もない」と説明することであった。しかし、近年では不満を表明する、周囲に攻撃的になるなど行動を取るようになってきた。うつ病にかかったので、気分転換に海外にバカンスに行ってきたと報告する患者も居るほどである。2012/01/06
readtuktuk
0
めんどくさいからと考えることをストップする人や風潮、ADHDやうつなどの診断をもらうことで困難に向き合えない自分をとりあえず言い訳しようとする人にはきついエッセイ。月刊誌「創」に05〜08年に連載されたもの。2009/03/24
