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待つしかない、か。―二十一世紀身体と哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784921146580
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

本書は、ハイデッガー哲学研究の第一人者である超近代主義者の木田元氏と、田中正造を主人公とした劇の演出家でもあり、当然近代主義者である竹内敏晴氏との丁々発止の対論である。

目次

「戦後」の終焉
ことばがうまれるとき
からだの文体
待つしかない、か。
他者への呼びかけ
希望なき世紀に

著者等紹介

木田元[キダゲン]
1928年新潟市に生まれる。東北大学大学院哲学科修了。哲学者。中央大学名誉教授

竹内敏晴[タケウチトシハル]
1925年東京に生まれる。東京大学文学部卒業。演出家。劇団ぶどうの会、代々木小劇場を経て、1972年竹内演劇研究所を開設。宮城教育大学教授、南山短期大学教授として教育にも携わる一方、「からだとことばのレッスン」に基づく演劇創造、人間関係の気づきと変容、障害者療育に打ち込む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tom

3
哲学者木田元と演劇をする竹内敏晴の対談。ハイデガー、メルロポンティなどについて話をしているが、内容はほとんど了解不能。木田元の学者育成のための院生教育法はなかなか面白い。学者になるためには、地道な本読みの訓練が10年とそのためのきちんとしたトレーナーが必要らしい。こういうことって、どういう仕事でも一緒だよなと妙なところで同意した。2011/11/05

borug

1
竹内敏晴のほうの話が難しい、けどなんか凄いことを言ってる気はする。生まれてすぐ耳が聴こえなくなって、その後聴力が復活したという体験も考えに影響してるっぽい。2015/07/14

MsFuji

0
「身体で読む」という考え方が面白かった。毎日、3~4Pでも読めば、文体が身体に染みてくるそうだ。確かに毎日1~2時間ほどちまちま読んでいると最初は1時間で15Pほどしか読めなかったものが、後半は40Pくらい読めるようになってくる経験があるのでよくわかる。2011/08/21

yzw

0
竹内氏みずからのハンディキャップから得られた身体論と言語に対する感覚におおいに学ぶものがある。2010/11/07

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