信じる絆 生きつづける思い―生体肝移植 真実の声

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784921140502
  • NDC分類 494.657
  • Cコード C0095

内容説明

肝移植の医療スタッフは何を思い、何がその厳しい日々を乗り越えさせているのか。患者は医療サービスに何を欲しているのか。確実に迫ってくる「死」を感じながら、それを乗り越えた時に何が見えたのか。「生きつづける思い」とは何か。本書は、肝移植を受けたレシピエント、肝臓の一部を提供したドナーの計5名(ペンネームで記載)と、肝移植医療を支えて下さった主に若手の医療スタッフ4名のそれぞれの思いをインタビューを通してまとめたものである。さらに、2002年4月、設立メンバーとして立ち上げた東大病院肝移植患者会の活動と、移植経験者が主に移植前や直後のレシピエント、ドナー、家族の本音にじっくり耳を傾けアドバイスをするピアサポートについても触れた。

目次

第1部 生体肝移植に直面して―ドナー・レシピエント・家族の記録
第2部 移植医療の現場から(生体肝移植;レシピエント移植コーディネーター設置の経緯;レシピエント移植コーディネーターってなに?;リハビリテーションと移植)
第3部 移植が身近に感じられるように(肝移植の現状;患者側のストレスと医療者のストレス;脳死肝移植が進まない理由;肝移植の費用;患者会の設立とその活動の有効性)