逃げたいやめたい自衛隊―現職自衛官のびっくり体験記 (新装増補版)

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逃げたいやめたい自衛隊―現職自衛官のびっくり体験記 (新装増補版)

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784916117663
  • NDC分類 392.1
  • Cコード C0036

出版社内容情報

知らないとこほど面白い―下級隊員が観た自衛隊の生々しい実情を風刺。不祥事・自殺・脱走・いじめがまん延する営内、海外派遣を「ネツボウ」する隊内の赤裸々な姿を描く。

  はじめに
  第1章 シャバから隔離される新兵 13
      ●ポン引きにダマされて入隊 14
      ●現在もあるM検 16
      ●センシ記号の認識番号の付与 19
      ●入れズミ・性病の入隊は禁止、銃マニヤは歓迎? 22
      ●早メシ、早グソ、要領は旧軍の伝統 24
      ●耐えられない「三K」職場 26
      ●貯金と日記は上官管理 29
      ●脱走と脱柵、一字の違い 32
      ●ズッシリ重い小銃の貸与 36
      ●一膳メシとは情けなや 38
      ●「連帯責任」という名のシゴキ 41
      ●ポルノ写真も持てない私物点検 44
      ●「精神教育」という反共教育 46
      ●ノンビリ屋のうまい射撃 49
      ●地連募集の大ウソ 51

  第2章 営内班の中はドブ 55
      ●ゴネ得で市ケ谷駐屯地勤務 56
      ●中隊長伝令という名の使役 58
      ●連隊長、師団長は雲の上の人 60
      ●自衛隊とラッパ 63
      ●貴様は、ラッパ様を見たか? 67
       ●幼児のごとく扱われる陸士 105
      ●日曜下宿では規律は弛緩 107
      ●二四時間態勢下の外出と休暇 109
      ●お年寄りにモテる自衛官 112
      ●東京の中の自衛隊サン 115
      ●「通い婚」の陸士 117
      ●演習で夜学にも通えない苦学生 119
      ●片寄った自衛官の意識 121

  第4章 演習場の中はドロまみれ 125
      ●昔も今もワラ人形への突撃 126
      ●ドコマデ続くヌカルミゾ 129
      ●銃を抱いて塹壕生活 131
      ●体でホウシする自衛隊 133
      ●人体実験でホウシするシンペイ 135
      ●原発事故で災害派遣? 138
      ●「T訓練」という名の暴徒鎮圧訓練 140
      ●自衛隊のゲリラ、レンジャー 143
      ●イヌ、ネコを食べる「レンジャー鍋」 145
      ●カナズチも泳ぎ始める水泳訓練 148
      ●最高指揮官に「カシラー、ミギ」 150
      ●衣食住はタダの自衛隊 153
      ●災害派遣は余技か? 1556章 自衛隊の中はヤミ 193
      ●海外演習にはスキン必携 194
      ●強制保険で天下り 196
      ●センシ保険のナイ? 自衛隊 199
      ●バイトに精をだす医官ドノ 201
      ●年度末には食料の大量支給 203
      ●不祥事件にビクビクする幹部 205
      ●苦情処理をモミ消す幹部 207
      ●一〇〇%を誇る選挙の投票率 209
      ●クーデターはできナイ将校たち 212
      ●マスコミには模範回答を指導 214
      ●「特定隊員」から外された社会党、創価学会? 216
      ●ツブシがきかない自衛隊アガリ 219
      ●待遇改善で生き残れるか? 222
      ●人手不足で危機が深まる自衛隊 224
      ●「制服を着た市民論」の大ウソ 226

  第7章 自衛隊の常識はシャバの非常識 229
      ●「弛緩」を「ちかん」と言う幹部たち 230
      ●多発する幹部の犯罪 232
     ●自殺者はなぜ激増したのか? 234
      ●放火と飲酒で大騒ぎの海自艦艇 236
   

 はじめに


 ボクが、この本を書くのを思い立ったのは、自衛隊の実情を知ってもらいたかったからだ。自衛隊が創設されて以降、自衛隊について書かれたもの、報道されたものは、確かに膨大にある。
 が、そのどれも実情に迫っているとは、言いがたいように思う。メディアを通して伝えられるものは、その一部はともかく、真実も全体像も描かれてはいない。やはり、ここには二重にも三重にもフィルターがかけられている。
 自衛隊というのは、閉ざされた社会だ。この中は体験したものでないとわからないことが多い。第一、ここでは今なお、旧軍時代の言葉が飛びかっている。グンタイやセンソウなどの、戦後の国民には忘れられ無縁になった出来事が氾濫している。
 しかも、この十数年来、隊内の出来事を外部に伝えるのは、元陸幕長とか元統幕議長などの「軍事評論家」ばかりになってしまった。つまり、お偉いサンの考える自衛隊だ。
 もっとも、自衛隊がいかに社会から隔絶されているとはいえ、そこは社会の縮図。さまざまな庶民的楽しみも、苦しみもある。ボクがここで描きたいのは、庶民の目から見た自衛隊、いわば、ヘイタイさんの目から見た自衛隊だ。長い退屈な自衛隊生

内容説明

下級隊員が見た自衛隊の生々しい実情。不祥事・自殺・脱走・いじめがまん延する営内、海外派遣を「ネツボウ」する隊内を風刺。

目次

第1章 シャバから隔離される新兵
第2章 営内班の中はドブ
第3章 駐屯地の外はテンゴク
第4章 演習場の中はドロまみれ
第5章 駐屯地のウラはヤブ
第6章 自衛隊の中はヤミ
第7章 自衛隊の常識はシャバの非常識

著者等紹介

根津進司[ネズシンジ]
1950年、鹿児島県に生まれる。1970年、陸上自衛隊に入隊
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゴジラ 芹沢

1
作者が70年代入隊なので、私の知っている自衛隊とだいぶ違っていますが、脱柵や金遣いの荒らさはあまり変わってない様子。下世話な話なのですが、借り日本がどこかと戦争になった場合は日本の風俗嬢に危険手当てを支払って任意で慰安婦的な活動をしてもらう必要があるかもしれない。性感染症の予防や現地でトラブルを回避するために。2014/08/29

フロッグ

0
自衛隊の内情を赤裸々に書く、と言った体裁の本だが、所々著者の思想的なバイアスがかかっていたりしてツッコミどころも多数ある本。2015/07/17

可兒

0
突っ込みどころ満載の組織を批判した本が、さらに突っ込みどころ満載になったという話。それはおかしい、と思える人は善人2010/01/03

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