同性パートナー―同性婚・DP法を知るために

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同性パートナー―同性婚・DP法を知るために

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  • サイズ A5判/ページ数 228p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784916117625
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0036

出版社内容情報

序文 同性パートナー   赤杉康伸・土屋ゆき・筒井真樹子 9
    新しい関係性の創造に向けて  
 同性婚の戸籍をください?  9
 新しい関係性の創造に向けて  11
 本書の構成  13

第一部 同性カップルたちのライフスタイル 17
 ◇インタビュー 公正証書作成    18
          自由で楽しい生活のために求めていくもの  
                    出雲まろう(聞き手 土屋ゆき)
  ■コラム 公正証書はどのようなシステムか? 赤杉康伸 33

 ◇インタビュー パートナーと養子縁組をして 36
          カップルとしての実体を築いた後に
                    河村昌伸・河村章孝(聞き手 赤杉康伸・土屋ゆき)
  ■コラム 手軽なバイパス? 養子縁組  土屋ゆき 59
  ■コラム 同性パートナーは結婚した男女と比べて不利なのか  筒井真樹子 62

第二部 パートナーシップとは何か? 65
 第一章 家族単位から個人単位へ   二宮周平 66
      自己決定権からのドメスティック・パートナー法  
  は」ではなく「人々」の自由な有り様が必要だ     
  はじめに  112
  法律が「家族」を保護することのもつ問題  113
  関係の解消の難しさ  115
  法律の定める「家族」像  116
  法制定運動のもつ陥穽  117
  少数者の保護とは何か  120
  社会的に「認めてもらう」ということ  122
  おわりに 123

第三部 海外における同性パートナーの位置 125
 第四章 世界の同性パートナー制度   角屋学  126
       同性愛者の権利は、世界的な議論へ発展   
  はじめに  126
世界で初めてDP制度を導入したデンマーク  128
  世界初の同性婚が導入されたオランダ  130
  PACS(連帯の市民協約)が成立したフランス  132
  同性愛カップルの国勢調査を行ったカナダ  134
  二つの同性婚裁判が勝利したアメリカ  136
  同性愛カップルの人権擁護法案を提出した台湾  138
  おわりに 140

 第五章 同性婚騒動をめぐる米国LGBTコミュニティのポリティクス エミ・コヤマ  143
      ――問題はこの実現過程で広範な社会変革を181
  レズビアンのリべレーション  183
  女性間パートナーシップは長続きする、のか  187
  同居してパートナーシップを続けることがスタンダードか  191
  堂々巡りの「主婦レズ批判」  193
  レズビアン・マザーの存在と生殖医療  195
  結実にどれだけの時を必要とするか  197
  何をすれば保障は近づくのか 199

  ■コラム 「性的少数者」の医療による囲い込みについて 筒井真樹子 204

 第八章 トランスジェンダーとパートナーシップ   筒井真樹子 206
      異性愛主義と性別二元制を超えて 
  はじめに 206
  異性愛主義、家制度、性同一性障害特例法  208
  トランスジェンダーとパートナーシップの現実  213
  トランスジェンダー・スタイルのパートナーシップ 219

 ■用語集  筒井真樹子 224



内容説明

ドメスティック・パートナーの完全解説。

目次

序文 同性パートナー―新しい関係性の創造に向けて
第1部 同性カップルたちのライフスタイル(インタビュー・公正証書作成―自由で楽しい生活のために求めていくもの;インタビュー・パートナーと養子縁組をして―カップルとしての実体を築いた後に)
第2部 パートナーシップとは何か?(家族単位から個人単位へ―自己決定権からのドメスティック・パートナー法;婚姻かパートナー法か―その効力の範囲と変化 ほか)
第3部 海外における同性パートナーの位置(世界の同性パートナー制度―同性愛者の権利は、世界的な議論へ発展;同性婚騒動をめぐる米国LGBTコミュニティのポリティクス―問題はこの実現過程で広範な社会変革を求め続けるかどうかだ)
第4部 新しい関係性の創造に向けて(ゲイ・コミュニティにおける法的保障とは―ブームとしての「DP」で終わらないために;女性間パートナーシップの行方―女性の自由を求めて、生活を守るため ほか)

著者等紹介

赤杉康伸[アカスギヤスノブ]
1975年5月、札幌市北区生まれ。2001年3月北海道大学大学院法学研究科修士課程(専修コース)修了。ゲイ関係の主要な活動履歴は、1999年8月~2001年2月:HSA札幌ミーティング正会員、2001年1月~2003年10月:「レインボーマーチin札幌」実行委員。2001年5月~現在:東京メトロポリタン・ゲイフォーラム共同代表。2004年5月現在、TMGFでの活動の他、インターネットサイト「All About Japan同性愛」にて「赤杉康伸のごく私的・政治観測」を月1回ペースで連載中。最近は、親へのカミングアウトをサポートする活動や、同性パートナーの法的保障関連の活動にもメンバーとして参加している

土屋ゆき[ツチヤユキ]
1969年東京都新宿区生まれ。92年東京農業大学卒業。都市緑化、廃棄物等のコンポスト化、有用微生物などが専門。ジェンダー学などには全く関係のない学歴、職歴を持つ。ズボネコのレズビアン当事者として(ハッテンを求めて)多方面に活躍。思いは裏切られつつも2001年東京L&Gパレードの実行委員などが代表的。他にミニコミ誌、商業誌での執筆、個人サイト「鬼レズはマッハで走る」の運営などをする。現在はミャンマーからシンガポールにかけてのコミュニティ調査をしている

筒井真樹子[ツツイマキコ]
1968年大阪市生まれ。専門はアメリカ文化史、ジェンダー論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ズマ

1
「同性婚」だけが同性愛者に対する法的保障のあり方ではない。むしろ既存の婚姻制度の問題点を放置したまま安易にただ同性婚を推進していくのも問題。公正証書とか便利だなあと。2012/10/12

かおりー

0
2004年なので今はまた状況少し違うかもしれないけれど、異性同士なら簡単に得られる権利を取得するのに、なんでこんなにことがややこしいのかー!ただ同性同士ってだけでさ。2012/06/21

りょうこ

0
レポート用。2012/02/21

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