内容説明
びあけん顧問が語るおもしろ過ぎるビール全史。
目次
第1章 古代―ビールは酔っ払いを生みます(「あらためてビール事始」;「ツケじゃ飲まないハムラビ王」 ほか)
第2章 中世―ビールの美味しさは進化します(「カール大帝の裏表」;「赤い帽子の魔女」 ほか)
第3章 近代―ビールは世界の喉を潤します(「ピルスナーとピルス」;「酒に鍵が必要な国」 ほか)
第4章 現代―ビールは再び多様化します(「片手に聖書、片手に手斧」;「ジョン・バーリーコーンの送別会」 ほか)
第5章 おまけ―なんとなく歴史っぽい話です(「幸田露伴と緑青色の酒」;「露伴の酒の句」 ほか)
著者等紹介
端田晶[ハシダアキラ]
1955年、東京生まれ。慶應大学卒。サッポロビールでマーケティング、宣伝、広報・IRなどを担当。恵比寿麦酒記念館館長、CSR部長などを歴任。現在はサッポロビール社長付。ビール文化の語り部として講演や執筆活動を行っている。「日本ビール検定(びあけん)」を主催する一般社団法人日本ビール文化研究会理事顧問としてビール文化の普及に取り組む通称「びあけん顧問」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤原
5
先日の発表の参考書のひとつ。世界のビールの歴史をライトに紹介してくれている。くすくす笑える面白エピソードが満載。個人的につぼったのは古代人のストロー話。死後もビールが飲めるようお気に入りのストローは棺桶に。おれもあの世でもビールは是が非でも飲みたい。現代人なのでジョッキでラガーをごくごくだけどね。2022/04/28
Humbaba
5
決定した当初は合理的な理由もあった。全てを一度に統一することはできない状況であれば、最低量をさだめてそれ以上はすべて一つの単位とするというのは当時としては間違った判断ではない。しかし、時代が下るについれてそのような元々の理由は忘れられて、残るのはよくわからない数字だけになる。2014/01/04
ココアにんにく
4
読み終わったあと本を見ると付箋をたくさん付け過ぎていそぎんちゃくのようになっています。いますぐ誰かに話したくなる面白い話が膨大に詰まっていました。ユーモアと飲兵衛の言い訳たっぷりの文章が楽しい。ハムラビ法典の酒場の女主人。花嫁のエール(ブライド・エール)がブライダルの語源。グルート利権とホップ。禁酒法。炭酸ガスの溶け込ませ方。ピルスナーのグロル君の話。植民地とIPA。CAMRA木樽ビールの話。などなど。この一冊からいろんなことを調べたくなります。「私はマイケル・ジャクソンですが、踊りません」が最高です。2016/10/10
mikeneko
4
2/25ヱビスの日に著者のセミナーを受けました。ビールにまつわる世界史。人に言ってみたくなる薀蓄があれこれ。読むとビールが飲みたくなり、飲みながら読むと記憶もそぞろになるという悪循環!呑んべの著者ならこの気持ちも分かってくれるはず。びあけんには遠いけど、ビールのことをもっと知りたくなるならもってこいの1冊でした。2014/03/16
西村圭介
1
端田さんの本は二冊目。始めは日本の歴史からで今回は世界の歴史からビールを学ぶ。色んな製法、ホップの意味とか学べます。家でビールが作りたくなり、キット購入を検討中。2015/11/21