内容説明
1948年、解放後の済州島で数万人が虐殺された四・三事件。『済民日報』が総力をあげて追跡・調査悲劇の済州島現代史に照明をあてる。1993年韓国記者賞受賞。
目次
第1篇 解放の歓喜と挫折(解放前後の済州島の状況;人民委員会の胎動;米軍政の実施;信託統治論争と政治対立;済州道制の実施;独自路線の左派活動;1947年の理念葛藤)
第2篇 3・1節発砲と「4・3」への道程(4・3の導火線―3・1節発砲;官民ゼネストと米軍政の対応;吹きあれる検挙旋風;強硬派への軍政首脳部交替;米CICの常駐と西北青年団;軍政当局と民衆の反目;弾圧にさらされる左翼勢力;済州南労党の世代交替;拷問致死事件と「4・3」への道程)