内容説明
EBM(Evidence‐Based Medicine)は「すべての有用な証拠を配慮した医学的判断を遂行するプロセス」と定義されるが、その遂行には収集された情報の適切な処理と、批判的かつ検証的評価が欠かせない。本書は、氾濫する情報過多ともいえる今日、確かなevidence整理をしたうえで、それらの情報を適切に処理すべく、その道の専門家によって批判的かつ検証的な考察をおこなうことにより、臨床医がEBMを遂行しやすくすることを目的に企画されたものである。
目次
第1章 臨床医に必要な統計学の知識
第2章 冠動脈疾患
第3章 心不全
第4章 不整脈
第5章 高血圧症
第6章 大規模臨床試験のあり方