内容説明
小泉らはブッシュ同様、アメリカ金融資本の操り人形にすぎない。理想を追求したケネディはアメリカの中の「アメリカ」に殺された。小泉らとケネディとの対比から「真の愛国」とは何かが浮かびあがる。民衆のための政治を取りもどすために“本物”の政治指導者を見極めねばならない。
目次
第１章 私にとっての、理想的政治指導者たち
第２章 世界を救ったＪ．Ｆ．ケネディ
第３章 ケネディを殺した、アメリカの中の「アメリカ」
第４章 「日本空爆」の計画・実行者に、なぜ日本国の最高勲章を？
第５章 操り人形（１）小泉純一郎
第６章 操り人形（２）中曽根康弘
第７章 中曽根を支えた人物たち
第８章 “本物の”政治指導者、石橋湛山
第９章 吉田松陰の「祖国愛」
第１０章 「日本よ、核兵器を持つなかれ！」
著者等紹介
渡邉良明［ワタナベヨシアキ］
１９４９（昭和２４）年１２月２８日熊本市生まれ。熊本高校卒 学習院大学法学部政治学科卒。東海大学大学院政治学研究科博士課程単位取得。アメリカ・ハワイ州立大学客員研究員（１９９３～９５年）。長い間、東京都立高校、および東海大学政経学部にて教鞭を執る。政治学博士（学習院大学大学院）。父の死後、母の介護のために帰郷。目下、研究および著作活動に専念。専攻は政治指導者論、平和研究、非暴力主義研究。日本国際政治学会会員、リーダーシップ研究会会員、熊本近代史研究会会員、ＰＨＰ友の会会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Hiro
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ケネディの人となりがどんなかを知っておいて損はないと思ったところから読み始めた本著。ケネディの人類愛的な発想から、日本では吉田政権から小泉政権までの日本のアメリカ支配の状況が鮮明に書き記されており、特に中曽根康弘氏と小泉純一郎氏の二人のなされた政策が日本にとってどれだけマイナスだったのかということを特に思い知らされた。翻って考えてみるに、そういうことを経験しなければ今がなかったわけで、悪いことに気づけたという点を考えると一抹の感謝もできる。いろいろと考えさせられた本である。2011/04/26
