内容説明
明治初期から膨大に飛び交った電報は歴史の真実を証言する第一級の史料である。ことに「極秘」とされた外交電報、軍事電報は戦争や外交交渉の実態を赤裸々に白日の下に暴露している。さらに緊迫した状況での暗号解読、情報戦、オトリ電報作戦や敵スパイを利用した逆無電など歴史の裏面も明白になった。佐賀の乱から敗戦まで電報による歴史再発見。
目次
日本電信の黎明
佐賀の乱
台湾出兵
神風連の変
西南戦争
日清戦争
日露戦争
第一次世界大戦―日独戦争とシベリア出兵
石光真清の諜報記
済南事件と第六師団〔ほか〕