通勤電車の人間行動学―男がきれいになる時代、女がかわいくなる時代

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通勤電車の人間行動学―男がきれいになる時代、女がかわいくなる時代

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784915796296
  • NDC分類 361.7
  • Cコード C0045

内容説明

恋愛、流行、育児の裏に秘められた“遺伝子のたくらみ”。エソロジー「動物行動学」に魅せられた現役高校教師が男と女の「ふしぎ」を解き明かす。

目次

1 エソロジーの世界へようこそ
2 女らしさと男らしさ(女性の腕時計は内側巻き;女性の髪が長い理由;男の会話・女の会話 ほか)
3 電車から広がる思考(電車の中で眠くなるのはなぜ?;運動場のトラックが左回りなのはなぜ?;「平気でうそをつく人たち」の謎)
4 エソロジーから見たエコロジー問題(“枠”に支えられたヒト;ヒトが「切れる」メカニズム;脳から脳へと広がる情報のウイルス“ミーム” ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

朱音

7
「先生、子リスたちが…」シリーズ(違)の小林先生の、学問的要素が強い本。’99出版で当時は高校教師でいらっしゃったようだ。題名がもう一つで損をしているような気がするが(あと出版社がマイナー)、「男女の腕時計の巻き方の違いはなぜ生じるか」「何かを考える時どうして首をかしげるか」など身近な疑問を学問的に説明されるのは面白い。文体はマジメでちょっと硬い感じだが、マジメな本なのでこんなもんでしょうか。しかし学者というものは電車に乗ってもいろんなことを考えてるんだなぁ。2010/02/22

Humbaba

5
人の行動は,遺伝と教育の両方によって定まる.これは何かを説明しているようでいて,結局何も説明していない.一体何がどのように作用することによって人が行動を決定するのか.それを知るためには,観察することがひとつの方法となる.2011/06/27

Humbaba

3
人間に限らないが,生物の行動には予め遺伝子に定められている部分がある.それが全てというわけではないが,それを無視することもできない.電車の人々を観察すれば,人間というものを理解できるようになる.2010/10/18

ケ゚ーコ

2
内容が題名と少し離れているような気がして、先生シリーズよりお固い感じがした。人の髪の毛が残った理由の一部の絵柄を想像したらおかしくなった。電車に乗った時観察してみよう。2015/10/21

Hayek

1
★★☆☆☆人にとっての本来の環境はサバンナでの狩猟採集生活。人は人類史の90%以上をこの様な環境に適合しながら生活。突然変異の内容はランダム(偶然)。遺伝子は自分のコピーを増やそうとしている。男性は威嚇性、女性は親和性の傾向。人はお互いの利益の為に皆が守るべき社会的契約を破り、抜けがけする個体を見破る心理特性を備えている。知覚される世界は我々自身が作り出したもの。2017/11/03

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