内容説明
両者は共に、地球的な視野で政治を考えることのできた稀有な指導者だ。つまり、グローバリズムとエコロジー的な視点こそ、両者の真骨頂と言える。また、この共通性を通じて、今日のゴルバチョフは、60年代のケネディとほぼ同様な指導的役割(あるいは彼以上の役割)を担っているように思われる。この30年を隔てた両者の史的類似性の認識こそ、彼らを同レベルで論じようとする本著の出発点でもある。
目次
第1章 人間形成
第2章 「最高指導者」への道
第3章 ペレストロイカVSニューフロンテア
第4章 ゴルバチョフVSケネディ
第5章 「理想主義」と「現実主義」
第6章 両者の「民主的性格」
第7章 ゴルバチョフ改革の深層
終章 国民の資質・指導者の資質