橋をかける―子供時代の読書の思い出

  • ポイントキャンペーン

橋をかける―子供時代の読書の思い出

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 24,4/高さ 23cm
  • 商品コード 9784915777226
  • NDC分類 019.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

   皇后 美智子さま ご講演

- IBBY世界大会・ビデオによる基調講演 -

本で知った美しさ、本から感じた不安、悲しみ、本によって得た喜び。
驚くほど率直に、平明に、皇后さまは自身が経てきた心の旅を語る。

           朝日新聞 ”天声人語”(98年9月23日)より

日本語・英語<完全収録版>    解説・注釈 付     

内容説明

本で知った美しさ、本から感じた不安、悲しみ、本によって得た喜び。1998年9月、インドのニューデリーで開催された国際児童図書評議会第二十六回世界大会において、ビデオテープによって上映された皇后様の基調講演を収録。講演では時間の都合上削られた箇所も元に戻し、初稿を元に定本といたしました。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

101
とても美しい言葉で語られた皇后様のお言葉が響きます。国際児童図書評議会での講演を書籍化したもの。子供時代の読書体験を通じての様々な想いと願いが優しい。疎開のことにも触れられて、本がいかにしてご自分を作り上げていかれたかを語る真摯さ。世界を広げていくことを「橋をかける」とおっしゃるのも素敵だなと思います。今でこそ皇室に入られましたが、元々はごく「普通」の女の子であったことを改めて感じさせられました。2017/03/29

アナーキー靴下

72
1998年に開催された国際児童図書評議会(IBBY)世界大会にて上映された、美智子さまの基調講演を収録したもの。英語版も収録されており、日本語版の本文だけなら30ページ弱と、とても短い内容ながら、語られている言葉は深く、濃密だ。それでいて優しく平易で、どんな相手にも分け隔てなく親しみを込めて接することのできるお人柄が窺える。読書がいかに大切であるかの想いは、米原万里さんの「オリガ・モリソヴナの反語法」や、「戦場の秘密図書館~シリアに残された希望」でも感じた想いに近い。私も本を読む幸せをしっかり感じたい。2021/06/02

スプーン

31
美智子様が語る、子供時代の読書。 読書によって得られるものの大きさ。 一冊一冊、広い世界に、橋をかける様に読まれていった本。 時に人生を左右する読書の大切さが伝わって来ます。2017/08/29

ochatomo

16
国際児童図書評議会ニューデリー大会の基調講演でテーマは「子どもの本を通しての平和」 童話「でんでん虫のかなしみ」や日本の神話伝説、世界名作選や詩歌集の思い出を語り、『遠く離れた世界のあちこちの国で、子ども達はもう何年も何年も前から、同じ物語を共有し、同じ物語の主人公に親しんで来たのです』 自分自身や周囲へ一つ一つ“橋をかけ”て自分の世界を作り生きていく、それを失うと人は孤立して平和を失うと書く 『本が子どもの大切な友となり、(生きる)助けとなること』を伝える ビデオ上映された英文も収録 1998刊2019/10/07

くみっふぃー

11
再読。皇后様の優しいお人柄が感じとれる。丁寧で美しい文章は読んでいて心地よい。2014/05/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/535695
  • ご注意事項