始まったのは大連だった―リュドミーラの恋の物語

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始まったのは大連だった―リュドミーラの恋の物語

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  • サイズ B5判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784915730917
  • NDC分類 983
  • Cコード C0097

内容説明

大連で裕福な白系ロシア人の家庭に育ったミーラ。日本降伏後に進攻してきたソ連軍はミーラの父親をシベリアへ抑留。悲嘆にくれるミーラの前にソ連の将校サーシャが現れ…。物語は、大連、シドニー、モスクワを舞台に繰り広げられる。ロマンチックな恋物語の中から、日本統治下大連の白系ロシア人コミュニティ、ロシア人男性のシベリア抑留、オーストラリアへ移住したロシア人たちの生活、さらにはソ連時代の良心的知識人たちの境遇など、これまで知られることのなかった歴史的実態が浮かび上がる。

目次

第1章 大連のロシア人(時空を超えて;大連での暮らし;戦争;ソ連軍がやってきた;男たちが連れ去られる;サーシャとの出会い;輝ける日々;別離)
第2章 第二の祖国を求めて(偽りの結婚;結婚生活;シドニーからの手紙;祖国は招く;ニュージーランドからの招待状)
第3章 南十字星のもとで(オーストラリアへ;シドニーの生活;二人の息子;グリーシャの結婚;離婚)
第4章 邂逅(モスクワ;再会;二十五年の歳月;ナージャ;夢のハネムーン)

著者等紹介

小山内道子[オサナイミチコ]
東京教育大学文学部史学科(西洋史専攻)卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。