国際金融と第三世界

国際金融と第三世界

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784914906610
  • NDC分類 338.9
  • Cコード C1033

内容説明

中枢(先進国)が周辺部(第三世界)を利用する過程で、中枢部自体の経済が空洞化して行く。中枢と周辺部を二極的に対立させて考えるこれまでの思考方法から脱却して、両者の入り乱れた相関性の深まりから、国際金融体制の足元そのものが崩れて行く理路をつかみ出し,ゆれ動く現代国際金融の内面にメスを入れる。

目次

序章 貨弊管理不能の時代
第1部 周辺部の為替本位制への道(輸出経済と植民地通貨;銀本位と金本位;カレンシィ・ボード・システム;銀問題と為替本位制度・理路の整理)
第2部 シンジケートローンの時代(ユーロ市場の肥大化と第三世界;NIEOの崩壊)
第3部 金融の独り歩きと第三世界(シンガポールのリストラクチュアリング;債務の株式化とセキュリタイゼーション;メーカーのオルガナイザー化と資金フロー;金融のNICs化現象―放置された国内資本市場;マネー・ゲームの陥し穴;ドル大暴落の前夜―時間差攻撃型金融市場とルーマーの意味)