感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takeapple
9
コロナが世界をどう変えるのか、7月の時点(出版が7月だから書かれたのはもっと前)でのことだけれど、書かれていると言うかインタビューしたことが書かれている。宮台真司や上野千鶴子、ブライアン・イーノ、ヤニス・ヴァルファキス、内田樹、宇都宮健児、五野井郁夫、篠原雅武など面白かった。参考文献としてあげてあるものも含め、同じような趣旨の本とは一味違うかなあ。2020/12/05
ひで
1
コロナが気づかせてくれた事は、日本という国の脆弱性と、改めて政治の行き当たりバッタリ感でした。個人の自立と連帯を多くの方々が語っています。2020/11/19
spike
1
内外のカルチャー系(って何?笑)の知性たちへの2020年4〜5月のインタビュー集。後の時代になってこの頃(第一波とかまだ呼ばれてるんだろうか)と今(2020年9月)にどれだけの違いを見ているかはわからないけど、今現在の感覚からはすでにだいぶ違いを感じる。でもそうやってすぐ今までを振り返り考察することは大事なのだと思う。2020/09/13
tanakaereki
1
自分は「最新」の答えや知見を欲しがってしまっていた向きがあったな読後何となく反省 普段から機を見ては読むようにしている論者は特段変わった事を語っておらず日頃触れてる文脈上でいつも通り語ってくれているので良くも悪くも安心して読めた 普段読まないタイプの書き手のインタビューやエッセイが読めるところにオムニバス形式の良さがあると思うので今回はその点でも十分に楽しめた2020/07/15
いなり
0
コロナについて、色々な分野の人の論文があり、偏ってない話が聞ける。 中でもコロナ禍における芸術のあり方については、考えさせられた。あるものさしで測ると無価値なものが、別のものさしをあてがうと宝物に見えることがある。芸術はそういうものの見方の多様性を提供してくれる。芸術はコントロールの効かない状況を受け入れる事を学びを与える。音楽を聞く事、宗教、セックス、我々がやるのが好きなことは自分に何かが起こる事を許す、何かに自らを明け渡すための方法である。降伏し委ねるのは、何かを学ぶ事で、自分自身の変化を許す事だ。2020/09/12