楽園をめぐる闘い―災害資本主義者に立ち向かうプエルトリコ

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楽園をめぐる闘い―災害資本主義者に立ち向かうプエルトリコ

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  • サイズ B6変判/ページ数 199p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784909237392
  • NDC分類 302.596
  • Cコード C0036

出版社内容情報



ナオミ・クライン[ナオミ クライン]
著・文・その他

星野 真志[ホシノ マサシ]
翻訳

目次

PAReSによる序文
太陽光のオアシス
プエルトピア人の侵略
外からの実験に悩まされ続ける島々
「魔法の地へようこそ」
ショックの後のショックの後のショック・ドクトリン
悲観、苛立ち、絶望、そして立ち退き
主権の集まる島々
時間との競争

著者等紹介

クライン,ナオミ[クライン,ナオミ] [Klein,Naomi]
1970年、カナダ生まれのジャーナリスト、作家、活動家。デビュー作『ブランドなんか、いらない』は、企業中心のグローバリゼーションへの抵抗運動のマニフェストとして世界的ベストセラーになった。2016年、シドニー平和賞受賞。2017年に調査報道を手がける米ネット・メディア「インターセプト」に上級特派員として参加、他に『ガーディアン』『ネーション』などさまざまな媒体で記事を執筆している

星野真志[ホシノマサシ]
1988年群馬県太田市生まれ。一橋大学社会学部、同大学大学院言語社会研究科修士課程を経て、マンチェスター大学英米学科で博士号を取得。研究対象は1930~40年代英国の文化と政治、とくにジョージ・オーウェル、ドキュメンタリー運動、英国のシュルレアリスムなど。2019年1月、論文‘Humphrey Jennings’s “Film Fables”:Democracy and Image in The Silent Village’で英国モダニズム学会(British Association for Modernist Studies)新人論文賞(BAMS Essay Prize)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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けんとまん1007

45
プエルトリコ。災害資本主義。実質的に、この二つについて知るのは、この本が初めて。プエルトリコの名前は知っていたが、まさか、このような扱いをされていたとは。アメリカの負の部分が、端的に表れている一つ。災害資本主義という言葉の意味は、今後、ますます重要になると思う。災害が増えつつある今、よその国のことではないと思う。絞るだけ搾り取ろうとするのが、今の世界だと思う。そんな眼で、この国自身も見ないといけない。2021/06/27

よきし

11
2017年のプエルトリコを襲ったハリケーン・マリアに便乗する災害資本主義による強制的民営化とタックスヘイブン化、社会的弱者の「避難」を名目とした立ち退きと土地接収を進めるリバタリアンに対し、プエルトリコ住民たちによる「もう一つのユートピア」にむかうためのさまざまな実践について多岐にわたる事例をもとにまとめられた短いながらも骨太な一冊。アメリカがいかに非民主的社会であり、植民地主義を今なお推し進めているのかがよく分かる。良書。2023/04/20

臓物ちゃん

9
ピーター・ティールなどの暗号通貨投資家は、政府に囚われず自由に経済活動を行える領土を自ら作り出す「海上国家」なるプロジェクトを進めていて、しかし一から人工島作るのも大変なのでプエルトリコ自治連邦区などの関税が低い島に移り住んでいるそうな。でもそれって島の住人にとっては超迷惑じゃない?と思ったら、ハリケーンに被災した住人見殺しにして暗号通貨の維持費に電力がまわされるとか案の定ヤバいことになっていた!コロンブスの時代からひでぇ目にあってきた島のリアルを通じて、自由至上主義vs環境保護の最前線を暴き出す一冊。2022/02/10

林克也

7
全くの偶然だが、沖縄慰霊の日に読んだ。読みはじめて、これって日本で言えば沖縄のことだ、で、こういうことは世界中至る所で起こっているんだ、と改めて気付かされた。訳者の星野さんの沖縄に対する熱いコメント、そして山内玲奈さんと玉城知事の言葉に、「おい、そこのおまえ、傍観してるだけじゃ事態は変えられないぞ!」と言われた気がする6月23日でした。2019/06/23

読書熊

5
名前だけ知っていたナオミ・クラインさん。その言説のエッセンスを短い掌編ながら味わえます。ユートピアが誰にとってのユートピアかというのは重要な問い。2019/07/19

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