My Room―天井から覗く世界のリアル 55ヵ国1200人のベッドルーム

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  • サイズ B5判/ページ数 196p/高さ 19X26cm
  • 商品コード 9784909044112
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

出版社内容情報

いま、全世界で話題沸騰のドキュメンタリー写真集がついに日本上陸! フランス、スイスなど世界各国で続々出版。「ナショナルジオグラフィック・ポーランド」が絶賛し、いま、全世界で話題沸騰のドキュメンタリー写真集がついに日本上陸!

世界55ヵ国1,200人のベッドルームを天井から写した、壮大な写真集。
格差、矛盾、夢、歴史…ある若きフランス人が6年かけて世界を旅し、世界の「違い」を「同じアングル」であぶりだした渾身のドキュメンタリー作品。

【各界の著名人が絶賛! 】

カメラは天井、だからみんな上を向いている。それが彼らの気持ちのようにも見えるのだ。
都築響一(写真家)

食い入るように見た。さまざまな秘密は、ひそかに暮らしの細部に宿っている。
佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト)

世界は多様だ。けれど見上げる顔はみな驚くほど似ている。それこそが「人間」なのだ。
東浩紀(批評家)

部屋には、その人の生い立ちや嗜好、思想が詰まっている。そこを俯瞰すれば、時代や民族までもが見えてくる。「My Room」は、あらゆる壁や天井、偏見を取り払った、来たるべき「OUR WORLD」を、“アート" という魔法で魅せてくれる。
小島秀夫(ゲームクリエイター)

見上げる若者の笑顔が世界の多様な価値観を認めているようだ。
中川和彦(スタンダードブックストア代表取締役)

【目次を一部抜粋】

ドイツ:不法占拠したカラクリ部屋
ボスニア・ヘルツェゴビナ:戦争を知った部屋
イタリア:21世紀の新しい職業の部屋
アメリカ:ゴーゴーダンサーの部屋
ジャマイカ:伝説のレゲエミュージシャンの息子の部屋
メキシコ:刑務所の女性部屋
ブラジル:河の水上に浮かぶ部屋
カザフスタン:最後の遊牧民の部屋
中国:Steve Jobs を目指す起業家の部屋
日本:ロリータファッションの部屋
インド:生まれ変わりを信じる僧侶の部屋
ネパール:雲に隠れた村の部屋
レバノン:シリア難民キャンプの部屋
イラン:男子禁制の部屋
アラブ首長国連邦:ドバイの富豪「エマラティ」の部屋
サウジアラビア:イスラム教徒のお手本部屋
エチオピア:エチオピアの天才少年の部屋
ケニア:マサイ族の戦士の部屋
ルワンダ:歴史的大虐殺から生き延びた男性の部屋
ジンバブエ:鶏小屋のとなりの部屋
南アフリカ:ギャングから足を洗った男の部屋


John Thackwray(ジョン・サックレー)[ジョン サックレー]
著・文・その他

内容説明

格差、矛盾、夢、歴史…あるフランス人が6年かけて世界を旅し、世界の「違い」を「同じアングル」であぶり出した写真集。

目次

イングランド
ドイツ
ボスニア・ヘルツェゴビナ
ルーマニア
イタリア
スロバキア
カナダ
アメリカ
ジャマイカ
メキシコ〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

176
世界中の若者が見上げている。たくさんのものが溢れていたり、ミニマリストのような部屋だったり。読書をしたり、音楽を聴いたり、奏でたり踊ったり、笑ったり泣いたりしながら。みんなそれぞれ異なる個性を持っているけれど、ひとつ共通していることは、笑顔。争いが絶えない地域、貧困や困難に耐える地域、充分に満たされているはずなのに心の隙間を埋めきれない地域。世界が多様であればあるほど、その広さを少しでも知る気持ちが大切なこと。僕たちは革命をおこしたいのではなく平和な生活を望んでいるだけです。ジンバブエの青年は語っている。2022/12/25

kinkin

84
世界の若者たちの部屋を広角レンズで俯瞰撮影した写真集。 著者の冒頭の解説から「私は世界が不公平な場所であることを知った。この本に出てくるのは、現在の世界の「小さいサンプル」「他者を見ること」は「あなたを見ること」 紹介されている若者の月収も書かれている。30数万円もあれば3万円、なかには収入がないという若者もいた。この本を読んで感じたのは若者という立場は変わらない。人種、言葉、仕事、文化の違いが様々な部屋から見えてきた。図書館本2020/04/16

seacalf

35
示唆に富んだ内容で多くの『気づき』が詰まった写真集。若者達の見上げる笑顔が眩しい。カラフルな部屋の数々は目を凝らして隅々まで眺めるだけでも夢中になるし、様々な国、異なった境遇、多くの思想、各々が語る言葉に耳を傾けるだけでも多くを学べる。ドイツにはスクワットという空き部屋に住み着く権利や、実は日本やアメリカは公用語が定まってないこと(言うまでもなく事実上は日本語、英語)、インドは見合い婚率80%などトリビアも満載。多種多様な生きざまをページをめくるだけで感じることができる。しかも強烈に。これぞ読書の醍醐味。2018/07/13

くさてる

18
世界中の若者のベッドルームを撮影した84枚の写真が収められている。物に溢れている部屋、あるいはシンプルな物しか置かれていない部屋。狭そうな部屋、可愛い部屋、殺風景な部屋。目を引く容姿の子、平凡な容姿の子、笑っている子、笑っているかどうかも分からない子。幸せな子、不幸な子。けれどみなに共通しているのは、現在を見据えて、そこからなにかを考えている様子。夢でも絶望でも、希望でも。平凡な言葉だが、この写真に写っている人はみな「生きている」のだなあと思った。2018/05/29

noko

10
フランスと南アフリカにルーツを持つ著者が、六年間かけて世界を旅して撮影した部屋の写真集。そこには凝縮された世界があった。米の銃コレクターの部屋は、私には想像を絶する部屋に感じた。イランの女性の部屋は、国の状態に不安はあるが、ペルシャ人の誇りを感じた。カザフの最後の遊牧民の部屋は、ガスコンロのサイズ、生活用品を見ても不便そうで、遊牧を辞めたいと思う男性の気持ちが理解できる。取り上げられた部屋の主の多くは20〜30代の若者で、数年後どんな変化があったのか、生活は良くなったか等、後日談が気になる人ばかりでした。2021/04/09

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