世界の“下半身”経済がわかる本―データで読み解くセックス産業の舞台裏

門倉 貴史【著】

方丈社（2017/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 256p／高さ 19cm
• 商品コード 9784908925146
• NDC分類 673.9
• Cコード C0033

出版社内容情報

下半身が動く。世界が潤う――。世界のあらゆるセックス産業の儲けの構造を、気鋭のエコノミストがデータを駆使してわかりやすく解明。下半身経済最前線の舞台裏に鮮やかに斬り込む、エンタメ下半身ノンフィクション！

はじめに　世界最古の広告は売春宿の看板だった！？
第１章　開発途上国とセックスツーリズム
第２章　先進国は性風俗産業にどのように対峙しているのか？
第３章　下半身ビジネスのクールジャパン戦略
第４章　日本のセックス産業最前線
第５章　下半身経済と「ウーマノミクス」
おわりに　売春は合法化すべきなのか？

門倉貴史［カドクラタカシ］
著・文・その他

内容説明

巨大ながらも世界各国でひっそりと展開されている「下半身ビジネス」の最新事情を紹介するとともに、「下半身ビジネス」でお金がどのように発生して、そのお金がどこに流れていくのかを整理していく。合わせて、さまざまな「下半身ビジネス」の儲けのカラクリも明らかにしていきたい。

目次

はじめに　世界最古の広告は売春宿の看板だった！？
１　開発途上国とセックスツーリズム
２　先進国は性風俗産業にどのように対峙しているのか？
３　下半身ビジネスのクールジャパン戦略
４　日本のセックス産業最前線
５　下半身経済と「ウーマノミクス」
おわりに　売春は合法化すべきなのか？

著者等紹介

門倉貴史［カドクラタカシ］
７１年神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、（社）日本経済研究センター、００年シンガポールの東南アジア研究所（ＩＳＥＡＳ）ほかを経て、０５年ＢＲＩＣｓ経済研究所代表。専門は先進国経済、新興国経済、地下経済、労働経済学、行動経済学と多岐にわたる。同志社大学大学院非常勤講師。日本で初めて地下経済の研究に取り組み、ワーキングプアの啓蒙書も多数発表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[猫丸]

何を言いたいのか、よくわからない本。地下に潜っているために実態が見えにくい市場規模を概算してみせる趣旨なんですかね。それ以外に性風俗の内容紹介も兼ねているのかもしれない。もろもろの嗜好の違いによりさまざな業種が存在するが、中でもJKビジネスがいちばん意味不明である。とにかく女子高生と名がつけばどんな業態でも客が付くらしく、例えばJK将棋とかJK登山、JK落語などでもOKかもしれない。というか既にある可能性すらも。人妻による官能小説朗読会(実在するらしい)なんかはイイ感じですね。

2023/11/05

[kenitirokikuti]

初版が07年、文庫落ちの改訂版が13年、そして17年刊行の本書が大幅改稿の第二版である▲著者は銀行系調査屋なので、業としての評価しかない。売買春規制モデルの北欧型（買うのを禁止）とオランダ型（買春を届出制などにする）と差がなぜあるのかなどの疑問の答えは本書では得られない▲92花博、02日韓W杯、16伊勢志摩サミットなど国際的イベント前に性風俗街に手入れがあった。本書は2020東京五輪を迎えつつあった時期の刊行である。コロナも加わってトーヨコキッズを生じさせた。規制はむつかしい

2018/10/15

[トランスマスター]

世界のセックスワークの概要と市場規模や、各業態の実態やビジネスモデルなど学校では教えてくれない地理の授業のような内容。日本の現在の性産業の盛衰など読み物として酒席の話題として、興味深い内容。各データの比較例が、わかりやすく一気読みできます。

2018/12/15

[mitsu]

門倉さんの経済関連の書籍で、下半身に関連した分野で規模の説明で様々な例えを出していますが、ちょっとよくわからないたとえな感じが今ひとつでした。

2021/07/10

[tsk]

神保町のブックフェスタで版元が推してたのを購入。世界と日本の変な風俗様式(ブラジルのボアッジ、ドイツのFKK、ナイロビの偽ブードゥー教神官など)を紹介しつつ、どれぐらい儲かっているのかとか、どんな業種だったらリスク少なく稼げるのかなどを紹介していて実に経済学っぽい笑 風俗業種の知らない話(ピンサロはかなり重労働だし顎が発達するのでエラ張ってくる、ラブホテル小史、官能小説朗読会、逆マッサージ)も沢山あって、飲み会のネタにすごく役立ちそうだった。

2020/03/13