内容説明
席巻する新型コロナウイルス、危機にさらされる海運、見直される海洋安全保障…現場に精通した研究者・行政関係者たちが、いま何がおこっているのか、これからどうすればいいのか、その本質に迫ってゆく。
目次
はじめに 疫病の海洋人類史
第1章 疫病の人類史(感染症の人類史;ラパヌイ(イースター島)の歴史を引き裂いたウイルス感染症 ほか)
第2章 疫病と海運(クルーズ船と感染症)
第3章 水産物・海洋生態系をとりまく疫病と汚染(いま持続可能な水産業の実現に向けて;養殖の死角―水環境に蓄積される薬剤耐性遺伝子)
第4章 疫病を封じ込める(一九世紀前期の日本北方における感染症対策―天然痘とアイヌの関わりから;江戸時代における疫病の水際対策 ほか)
第5章 疫病からの再生(孤島の風土病;パンデミックがもたらす新たな国際安全保障 ほか)
おわりに 「ブルー・リカバリー」に向けて
著者等紹介
秋道智彌[アキミチトモヤ]
1946年生まれ。山梨県立富士山世界遺産センター所長。総合地球環境学研究所名誉教授、国立民族学博物館名誉教授。生態人類学。理学博士。京都大学理学部動物学科、東京大学大学院理学系研究科人類学博士課程単位修得。国立民族学博物館民族文化研究部長、総合地球環境学研究所研究部教授、同研究推進戦略センター長・副所長を経て現職
角南篤[スナミアツシ]
1965年生まれ。1988年、ジョージタウン大学School of Foreign Service卒業、1989年株式会社野村総合研究所政策研究部研究員、2001年コロンビア大学政治学博士号(Ph.D.)。2001年から2003年まで独立行政法人経済産業研究所フェロー。2014年政策研究大学院大学教授、学長補佐、2016年から2019年まで副学長、2017年6月より(公財)笹川平和財団常務理事、海洋政策研究所所長。2020年6月より同財団理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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更紗蝦
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