計画感染

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  • サイズ B6判/ページ数 380p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784908059360
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

二百四十五名の命か、首都圏壊滅か…。未知のウィルスを運ぶ巨大な脅威と化した七二六便!パンデミックを恐れる政府が秘密裡に下した決断とは?鍵を握るのは、記憶を失った乗客の男―。

著者等紹介

大原省吾[オオハラショウゴ]
立教大学文学部卒。会社勤務の傍ら小説の執筆を始める。2011年『オペレーション・アカツキ』(双葉社/文庫版タイトル『憂国のアカツキ』)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

🐾Yoko Omoto🐾

159
大原作品初読み。ラストまで緊張感とスピード感を伴ったまま、怒濤の勢いで展開するパンデミックサスペンスの秀作。ウイルス感染者と思われる人物が続出する旅客機内のシーンから始まり、組織に追われるある男の死、タイで記憶を失った謎の男、ある島で蔓延した新型ウイルス、と息もつかせぬ謎めいた展開に頁を捲る手が止まらない。過去に類を見ない感染力を持ったウイルスに対し、一刻を争う機内の乗員たち、感染拡大を回避したい政府、最悪の決断を阻止すべく立ち向かう刑事や研究員。それぞれの思惑が乱れ交差する展開は、手に汗握ること必至。2016/08/18

ゆみねこ

91
読み友さんたちが絶賛されているのに納得!本当に面白くて先が気になり一気読みでした。飛行機と言う閉鎖空間で新型ウイルスの感染者が出たら、そして爆発的に機内に広がったとしたら。都合の悪い真実を隠そうとするお偉い方々には心底うんざりです。大原省吾さん、2作しか読んでいませんが、この先注目の作家になりました。お勧め本です。2017/06/02

aquamarine

73
東京行きの旅客機での謎の感染症。バンコクで記憶を失った男の逃走劇。東京で組織に追われる男が死に、離島では新型インフルエンザによる大量死。こんな時、政府の対応は否応なくこんなところに落ち着くのでしょうか。すべてが繋がり、一気にラストに向かう部分は、息を詰め、ページをめくる手がもどかしいほどでした。新型ウィルスの流行には、本当に恐怖を覚えます。パンデミックを抑えただけではない現代ならではのラストも爽快感だけではない何かを運んできました。読友さんのレビューで手に取りましたが、出会えてよかったです。楽しみました。2017/03/05

miww

72
『計画感染』このタイトルに期待した通り面白かった。245名を乗せた旅客機内で謎のウィルスの感染者が続出。そこに同乗している記憶を失った新庄、日本で上がった遺体を捜査する刑事八代と北条はやがて製薬会社の恐ろしい計画に辿り着く。感染したら数時間で死に至るウィルスを乗せた飛行機の到着は首都圏壊滅を意味する。政府が下した最後の手段を阻止する為に動き出す副操縦士東山、感染研究所研究員鈴本、警視庁の天才ハッカー鹿取にワクワクする。キャラの魅力とスピード感あふれる展開にノンストップで読みきりました。2016/08/04

ナミのママ

70
初読み作家さん、タイトルに惹かれ、図書館にリクエストして入れてもらいました。いわゆるパンデミックもでしょ?と読み始めたら、スピード感があって一晩で一気読みしてしまいました。これは面白かった。重い内容のはずなのに、読後がすっきり、後味良し!です。それだけに軽いと言ってしまえばそうなのかもですが。前作も読んでみたくなりました。強いていえば・・・しばらく飛行機には乗りたくないです。2016/05/24

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