内容説明
20世紀文学を代表する作家、フランツ・カフカの短編を童話というジャンルで編集。充実した解釈。作品の理解を深くする「カフカとは」「カフカ年譜」を掲載。
著者等紹介
須田諭一[スダユイチ]
1959年生まれ。大学進学予備校の職員を経て、2000年よりフリーとして編集や執筆をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tonex
5
『カフカ童話集』というタイトルだが、カフカが童話を書いたわけではなく、カフカの短編小説26篇をフリーライターである編者が子どもでも読めるように童話風に翻訳したもの。巻末に各物語の解説や解釈例があり、カフカ作品を理解する手がかりになる。▼子どもの想像力を豊かにするためにカフカが役に立つらしい。編者によれば、今の子どもたちは、繊細で傷つきやすい反面、世の中を皮肉るユーモアを持っているところがカフカに似ているという。そういう子どもの心とカフカは響き合うものがあるのではないかということが言いたいのであろう。2015/12/22
timeturner
3
うーむ。確かに読みやすく書き直してはあるが、そこまでしてカフカを子どもに読ませる意味はどこにあるんだろう。しかも「解釈」という名の妙な教訓をつけるなんて、私には理解不能。2015/05/30
よだみな
0
解説がややくどいけど、まあ、こちらを対象としているわけではないので2023/05/20