内容説明
小さいときからヘンな子だった。仕事についたらタイヘンだった。自閉とADHDを抱えながら「脳みそ」に関する本を訳しつづける翻訳家ニキ・リンコが「大人のADHD」の治療に日々励む精神科医に問いかける。
目次
第1部 発達障害はトクベツなもの?(社会に出て、自分の「至らなさ」を知る;あなたの悩みは、脳の構造のせいかもしれない ほか)
第2部 ニキという生き物(引きこもり、不登校、結婚と幸せな閉じこもり生活;自閉は恥ずかしい? ほか)
第3部 障害は文化?(得意なことは、やってはいけない?;発達障害に優しい社会 ほか)
第4部 ニキ、ディープな質問をする(ADHDの人たちの「退屈嫌い」について;ADHD+「退屈」=境界性人格障害? ほか)
著者等紹介
岡野高明[オカノタカアキ]
1954年生まれ。早稲田大学法学部卒。福島県立医科大学卒。1989年:福島県立医科大学医学部神経精神医学講座入局。1990年~松村総合病院附属舞子浜病院医員。1996年~現在、福島県立医科大学医学部神経精神医学教室助手。2001年4月~福島県立医科大学医学部神経精神医学教室学内講師。医学博士。精神保健指定医。青年期精神療法学会理事。専門は精神医学、精神療法、注意欠陥/多動性障害など発達障害、臨床精神薬理学
ニキリンコ[ニキリンコ]
1965年生まれ。翻訳家。幼い頃より周囲に違和感を感じながら育つ。進学校を経て二度大学に入学するも、二度とも中退。30歳をすぎて、自分の違和感の正体を突き止めようと大学で検査を受け知能・言語の遅れを伴わない自閉スペクトラムの「アスペルガー障害」と診断される。心の問題に興味をもち、英語の文献を多数あたるうちに翻訳家として独立
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感想・レビュー
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