教えて私の「脳みそ」のかたち―大人になって自分のADHD、アスペルガー障害に気づく

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907725488
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0036

内容説明

小さいときからヘンな子だった。仕事についたらタイヘンだった。自閉とADHDを抱えながら「脳みそ」に関する本を訳しつづける翻訳家ニキ・リンコが「大人のADHD」の治療に日々励む精神科医に問いかける。

目次

第1部 発達障害はトクベツなもの?(社会に出て、自分の「至らなさ」を知る;あなたの悩みは、脳の構造のせいかもしれない ほか)
第2部 ニキという生き物(引きこもり、不登校、結婚と幸せな閉じこもり生活;自閉は恥ずかしい? ほか)
第3部 障害は文化?(得意なことは、やってはいけない?;発達障害に優しい社会 ほか)
第4部 ニキ、ディープな質問をする(ADHDの人たちの「退屈嫌い」について;ADHD+「退屈」=境界性人格障害? ほか)

著者等紹介

岡野高明[オカノタカアキ]
1954年生まれ。早稲田大学法学部卒。福島県立医科大学卒。1989年:福島県立医科大学医学部神経精神医学講座入局。1990年~松村総合病院附属舞子浜病院医員。1996年~現在、福島県立医科大学医学部神経精神医学教室助手。2001年4月~福島県立医科大学医学部神経精神医学教室学内講師。医学博士。精神保健指定医。青年期精神療法学会理事。専門は精神医学、精神療法、注意欠陥/多動性障害など発達障害、臨床精神薬理学

ニキリンコ[ニキリンコ]
1965年生まれ。翻訳家。幼い頃より周囲に違和感を感じながら育つ。進学校を経て二度大学に入学するも、二度とも中退。30歳をすぎて、自分の違和感の正体を突き止めようと大学で検査を受け知能・言語の遅れを伴わない自閉スペクトラムの「アスペルガー障害」と診断される。心の問題に興味をもち、英語の文献を多数あたるうちに翻訳家として独立
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fumikaze

6
「教えて私の脳みそのかたち」著者はアスペルガーのニキリンコさんと精神科医岡野高明さん。二人の対談で始まる発達障害についての本。私もアスペルガー症候群だが最後の方は二人の会話に頭がついていかなかった。やっぱり私は頭が悪いのか、言語理解力に大きく欠けるのか? (そういえば著者訳「片付けられない女達」も私には読みにくかった。)2016/02/29

ちゅう

3
対談形式で、読みやすいのだけれど、内容はあまり入ってこなかった。アスペルガーの友人が貸してくれた本だけど、この本を理解しないと付き合えないわけでもないだろうから、まあいいか。ちょっとヘンだ、と思って病院に行ったとき、正しい診断ができるお医者さんだといいなあ、と思った。2019/09/10

りょく

1
発達障害はスペクトラム的に現れるものであり、ADHD・自閉症スペクトラム・知的障害は統合的に考えたほうが個人の実情に合った診断が可能になるのではないかという提言があった。 身体を動かせる環境では多動が問題にならないように、障害とは強すぎる個性ゆえに所属集団に適応できなかったときに下される判断であるという考え方は、「得意分野にいけば障害が(ある意味で)軽減される」ということなのかなと考えた。いい学校行っていい会社に就職、じゃ生きにくいことだってあるのだから、これがいい!って社会の方で決めちゃうのはよくない。2021/07/18

hanan

1
ADHDとアスペルガー障害のニキさんと精神科医岡野先生との対談形式の本。 専門書でなくてめっちゃ読みやすいし、ユーモア満載で楽しい。 「発達障害は文化だ」つかオイラは「発達障害も含めて人類のデフォルトの上に文化が成り立ってる」とおもったりした。詳しくはmixiレビューに書きました。2015/05/05

浮草堂美奈

0
アスペルガー障碍者として死ぬほど役に立った。今後の家族関係が変わっていきそう。2015/03/28

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