みちのく文庫
“関東軍防疫給水部”の不都合な真実―岩手県出身元七三一部隊員の証言

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  • サイズ 文庫判/ページ数 209p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784907161392
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0095

内容説明

捕虜を“マルタ”と呼んで行った生体解剖室の悲劇。常人を非情の人に変える戦争とは何か。

目次

第1章 岩手出身元部隊員が初めて語った七三一部隊の真実(『マルタは麻酔をしないまま解剖された』;『ロ号棟からマルタの血液標本を受けとり、研究した』;『現地戦術と呼ばれていた細菌戦』;『死体を運んで、焼却した』;『監房の中に血のついた枕が落ちていた』;拷問台について;侵略の爪跡をたどる旧満州の旅(一九九四.三)
七三一部隊を支えた陸軍軍医学校(東京・新宿)跡地を歩く
第一版前後の元隊員のドキュメント及び実行委員会の動き)
第2章 県外の証言者 五十年目に真実語る(原爆資料館で自己反省;良心を殺して生体解剖を実行した;死ぬまで証言し続けたい)
第3章 七三一部隊を知っていますか(「マルタは訴える」七三一部隊東京東部展報告集より;発刊ご挨拶「平房区少年宮創立十周年記念式典」にて;ハルピン平房区少年児童文化センター建設協力事業基金活動について;七三一部隊「特移扱い」事件 国際反帝情報活動の記録(第十章)
ABC企画委員会の活動紹介)

著者等紹介

高橋龍児[タカハシリュウジ]
「七三一部隊展いわて」実行委員会事務局長。岩手県出身の元隊員を探し記録する活動を今でも続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。