はたらかないで、たらふく食べたい - 「生の負債」からの解放宣言

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はたらかないで、たらふく食べたい - 「生の負債」からの解放宣言

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  • サイズ B6判/ページ数 226p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907053086
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

負い目を背負って生きることを強いられる「生の負債化」に警鐘を鳴らし新自由主義の屈折した労働倫理を糾弾する、爆笑痛快現代社会論

現実社会の秩序を疑え。「生の負債化」に甘んじるな。
大杉栄、伊藤野枝、幸徳秋水、はたまた徳川吉宗、一遍上人、イソップ物語、タランティーノ…
あまたの思想、歴史、芸術から今を生き抜くあたらしい論理を構築しつつ、
合コンも恋愛もあきらめない、非労働系男子研究者のたたかいの日々の記録

キリギリスとアリ ―はたらくこと馬車馬のごとく、あそぶこと山猿のごとし
切りとれ、この祈る耳を  ―耳切り一団
3・11になにをしていたか? ―とうとう江戸の歴史が終わった
豚小屋に火を放て ―伊藤野枝の矛盾恋愛論
甘藷の論理 ―うまい、うますぎる!
地獄へ堕ちろ ― ヘイトスピーチか、それともスラムの念仏か
他人の迷惑かえりみず ―心得としての高野長英
お寺の縁側でタバコをふかす  ―大逆事件を旅してみれば
豚の足でもなめやがれ  ―もののあはれとはなにか?
大杉栄との出会い ― 赤ん坊はけっして泣きやまない
ヘソのない人間たち  ―夢をみながら現実をあるく
反人間的考察 ―歴史教科書としての『イングロリアス・バスターズ』
豚の女はピイピイとわめく  ―老荘思想の女性観
だまってトイレをつまらせろ ―船本洲治のサボタージュ論

あとがき
参考文献
初出一覧

【著者紹介】
栗原康
1979年埼玉県生まれ。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。著書に『G8 サミット体制とはなにか』(以文社)、『大杉栄伝?永遠のアナキズム』(夜光社)、『学生に賃金を』(新評論)がある。趣味は、ビール、ドラマ観賞、詩吟。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

75
1979年生まれのアナーキズム研究者による評論エッセイ。著者自身のことや身の回りのことを中心に既存の経済社会のありかたに疑問を投げかける。思想家の引用などに意外性がある。問題意識がちょうど読んでいた坂口恭平にも似ている。反原発運動をする友人の嘆き「モテナイよね」道徳めいたことをいうやつはやっぱりそうだよね。「モテるため」にはどうすればいいかと頭をひねる著者。大杉栄伊藤野枝だけでなく高野長英や莊子、タランティーノまででてくる。面白く読めた。2017/05/12

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

56
アナキストの学者である栗原康のエッセイ集。これがとても面白い。文章はふざけているようで端正である。大杉栄や伊藤野枝の話は当然あるが、徳川綱吉や徳川吉宗、高野長英の話もあり、参考文献にみなもと太郎『風雲児たち』があったりして嬉しい。女の人にフラれた話や、年収80万なのに借金が600万以上あったり(奨学金によるもの)、故に親の年金を当てにして暮らしていたりと、相当に赤裸々な話も載せていて頭が下がる。実はこういうカッコ悪い姿の正直な記述は、読んだ誰かを救っていたりするものである。この人の本を読み進めようと思う。2020/11/06

空猫

42
題名に惹かれて手に取ったが働かないで食べるための方法論ではなかった←。著者は35才独身、非常勤講師…要は非正規で実家に両親と同居…社会から見れば信用はゼロだ。けれど金のために生活のために身を削って働く事が、消費する事がそんなに大事か、と噛みつく。生活水準が低いのは「自己責任」だと言われて暴動が起きないのは日本だけだ。「家」は豚を囲うと書く。基盤は家庭。家族のために夫は労働、女は家族の犠牲にという常識は国家戦略でしかない。自虐ネタを挟み、ゆるりとした文体ながら主張は熱かった。 世間の「当たり前」を疑え。2022/07/05

かおりんご

25
エッセイ。頭がいい人の書く文章は、面白い。消費社会に暮らしていて、働かざるもの食うべからずな思想を植え付けられて育ってきたけれど、それって私が植え付けられた価値観であって、もちろん働かないでたらふく食べられたら、それはそれで幸せだと思う。好きなことだけして生きていく究極の形。働きたい人に働くなとは言わないが、働きたくない人に働けたいうのも違う。目から鱗の思考展開ができました。2021/04/30

ロア

25
通勤電車の行き帰りでいっき読み。面白くて読んでて顔がにやけてしまい恥ずかしかった!(*ノдノ)2019/03/19

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