内容説明
草食系男子の世の中に、女性の幸福はあるのか?女たちよ、「強い男」を求めているのではないですか!?男たちよ、「強い男」になりたいのではないですか!?『リング』『らせん』『ループ』の大ベストセラー作家が唱える男と女と社会のための「強い男」の増やしかた!
目次
第1章 男とは何なのか(男と女は同じなのか;昔の男は弱かった ほか)
第2章 みんな初めはへにょへにょ君(イブから分かれたアダム;不平等な世界を生きるオスたち ほか)
第3章 強い男のつくり方(優しさだけでは役に立たない;勇気は獲得できる ほか)
第4章 よりよい未来を切り開くために(泊まれない男の子たち;安全な社会ゆえに、不安を募らせる ほか)
著者等紹介
鈴木光司[スズキコウジ]
1957年、静岡県浜松市生まれ。慶応義塾大学文学部仏文科卒。90年、デビュー作の『楽園』(新潮社)が日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。95年、『らせん』(角川書店)が吉川英治文学新人賞受賞。2013年、『エッジ』(角川書店)がアメリカの文学賞であるシャーリイ・ジャクスン賞(2012年度長編小説部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りの
15
面白かったです。大雑把に仕分けると、育児書になるのかな?著者9ナビゲーター1程度の割合のインタビュー形式。「話を元に戻すと」とか「つまり××ですね」とナビがはいるのでとても読みやすかった。「優しいのは人間として当たり前のこと」とした上で強い男について語っている。「自分の力で考え、判断して、決定する」「数字で現状を把握する」「勇気」「言語的なコミュニケーションがしっかりとれる」などなど。強い男を育てるには、「ペット化する」のではなく、見守ることが大切。2015/09/17
ひとひら
7
★★★大事よねぇ、強い男。求める気持ちもあるが、読み進めるにしたがって育児書として読んだ。『男は冒険しなさい』という母上の姿勢も「あらゆる構造物は壊れた後に立て直すとより頑丈になる」というのも好き。『勇気のある男』に育って欲しいなぁ。2015/09/07
凛!
2
昔からこの方のエッセーがすきでよく読んできました。「みんながやっていることをあえてやらずに仲間として認めてもらうにはどうすればいいか」が心に残りました。昔はそれが、たばこ。今は、スマホだそうです。うちの子たちは中学生ですが、スマホを持っていません。その中で人間関係を作っていってほしいと思います。鈴木さんは、きっと、それはできると言ってくれているのだと思いました。男の子は、「優しさ」でなく、「勇気とパワー」が必要という言葉も印象に残りました。2015/11/21
しゅんぺい(笑)
2
はじめて聞く出版社やった。聞き書きっぽいけど、それでいながらちゃんと話の進行を守ってるような雰囲気がありありと感じられて、それがちょっと不自然な印象を抱いてしまった。話してる内容はいいものやから、そのまんま載せてもいいのに、と思った。このひとは、おもしろいこと書きますね。2015/10/07