内容説明
孤独は新たな力!孤独力は一流の生き方の源。年齢とともに誰もが感じる孤独感。孤独は生きることを愉しむ心!人生はこれまでにない、いぶし銀の光を放ちだす。
目次
第1章 孤独は人生の自然な成りゆき(すべては孤独からはじまる;若いとき孤独力は影をひそめている ほか)
第2章 孤独に慣れる、孤独を生かす(家での孤独にとらわれすぎない;会社での孤独は自分を鍛えるチャンスである ほか)
第3章 孤独ゆえのとびきり上等な時間の過ごし方(いい刺激がほしい!極上の楽しみ再発見;たとえば読書(おすすめの読書法)、映画を観なおす… ほか)
第4章 孤独力は究極のささえ(からっぽになれる強さをもっているか;思いやりも孤独から生まれる ほか)
第5章 空海の生き方、死に方に学ぶ(人生は長さではない;日本で最初のモラトリアム人間 ほか)
著者等紹介
保坂隆[ホサカタカシ]
1952年、山梨県に生まれる。聖路加国際病院精神腫瘍科医長、聖路加看護大学臨床教授。1977年、慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科に入局。1990年より2年間、米国カリフォルニア大学ロスアンゼルス校精神科へ留学。1993年に東海大学医学部講師、2003年より同大学医学部教授を経て、2010年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
団塊シニア
46
筆者の著書は愛読してるのでタイトルに惹かれ購入、しかし「孤独力」の本質が見えない、理解できない、筆者のいう孤独力とは協調性のある人、存在感のある人、思いやりのある人であれば、このタイトルは単に読者受け狙いだったのか?なにも50歳からでなくても…。最後まで答えがみつからなく後味の悪い読後感!2013/10/03
mazda
37
特に50歳と言わず、老若男女にあてはまる内容だとおもいます。誰かに頼らず、自分自身でできる趣味を持つ、自分で出来ることは自分でやる、そういうことを普段からしていれば、定年退職後も大きな混乱はないと思いました。もし自分が末期がんで余命半年と言われたなら、告知してほしいかな?死ぬ前に、親しかった人たち一人一人にお礼を言う機会がほしいから。2015/09/07
B-Beat
28
◎冒頭に「孤独」と「孤立」は違うと。孤独はポジティブであり、孤立はネガティブであると。孤独ゆえの上等な時間の過ごし方として読書が上げられており①自由に本が読める環境②いろいろな権威を気にせず自分の価値判断で本と対話できること③疑問に思ったことや気になっていたことを徹底的に解明できること④読んだ内容について書くことでより充実した密度の濃いものとする⑤書いたものを人に知らせることで別の視点からも見えるようになる⑥最後に図書館利用の奨め。効率的な読書には欠かせない存在だと。読メワールドの効用を追認された感じ。2014/05/29
出世八五郎
26
P107に、つまらない本は即日返却してしまえばいいとある。私は最後まで本書を読んだが、題名より得るヒントが少ないように感じた。しかし、それなりに得るものもあると思うが、まあ、孤独と孤立は違う。孤独は強さとかそういうものがある。止むを得ない!群れない!など・・・孤立はネガティブなものだが、孤独はポジティブであると述べる。そして、ソーシャル・サポートのある女性と違い、男は孤独に必ずなる。それをどう乗り越えるか?答えはないが、しかし、男はそうなる。 2018/04/15
B.J.
26
<時間>人生80年とすると、後半を意識しだすのは、40歳前後!? 親・兄弟姉妹・伴侶がいても、結局「おひとりさま」。2014/02/28