内容説明
感情の老化は早ければ四十代からはじまる。感情の老化こそ、あらゆる老化現象の元凶といえる。感情の老化を防げば、知力、体力の老化も防ぐことができる。
目次
第1章 感情は知力、体力よりも先に衰える(キレやすく、いったん怒りだすとなかなかおさまらない;もっとも早く老化する脳「前頭葉」 ほか)
第2章 感情の老化はあらゆる老化現象のもと(涙もろくなり、感情のコントロールがきかない;議論するのがめんどうになった ほか)
第3章 こんな言動が老け込ませている!(「肉食は不健康」と思うようになる;たいして食べてないのに太る ほか)
第4章 心身のさびつきに気づくと人生はあざやかに(愚痴っぽくなり、あきらめやすくなる;なにをやっても遅すぎると思う ほか)
第5章 日本は“前頭葉”衰退社会!?(最初の答えに飛びつく;文字だけの本は読みたくない ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪市に生まれる。東京大学医学部卒。東京大学附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学大学院教授、一橋大学経済学部非常勤講師、川崎幸病院精神科顧問。カウンセリングとアンチエイジングに特化した和田秀樹こころと体のクリニック院長。緑鐵受験指導ゼミナール監修。老年精神医学、精神分析学、集団精神療法学を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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パフちゃん@かのん変更
51
体の老化はともかく、精神年齢はまだまだ若い(低い?)と思っていたが、68項目のうち14個も該当するものがあった。やれやれ。2018/05/07
再生の序章
28
この頃、些細な事に苛立ち怒鳴る事が増えてきた私。転職して顧客の年齢層が上がり、言葉かけの工夫も然り、何より私が何があっても感情に縛られない生き方をしたいと思い、この本を図書館から選択。 感情を衰えるサインや、衰えさせない方法がわかりやすく書かれていたが、何よりも日記をつける重要性が高い事を知った。 同時に惰性に負けて読書投稿できてなかった自分に反省よりも惰性の日々で老化が進んでしまったのではないか?と恐怖さえ覚えた(笑)2023/09/24
のり
9
老いというのは、身体の老いより心の老いのほうが問題。感情は知力、体力よりも先に衰える。同じ著者の本ばかり読むのも老化らしいので、今後もいろんな著者の本を読むように心掛けたいです。2015/11/21
よし
7
「感情は、知力、体力よりも先に衰える」その症状が具体的にかかれている。「キレやすく、わけもなく不機嫌、オバサン化」などなど。また、「涙もろくなり、水戸黄門が心地よい、」感情の老化を防ぐには、「脳のアウトプット系を鍛える・・書く行為を意識して。老化現象の一つは、「無理して苦労しなくなる・・わかりやすいものがすきになると要注意。」老いを防ぐヒントが満載である。2018/06/14
だい
7
若さを保つには感情から。好奇心とチャレンジ精神で前頭葉を使う事が大切なのですね。丸くなりかけた私の背中にムチが飛ぶ!よし、試してみよう!!2018/03/30