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地域アート―美学/制度/日本

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  • サイズ B6判/ページ数 452p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784906708550
  • NDC分類 704
  • Cコード C0070

内容説明

「地域アート」とは、一体何なのか。多彩な論考で検証する。そこから見えてきた「日本」「制度」「美学」とは。2020年、東京オリンピックへ向けた、これからの「文化」がここから見えてくる。

目次

前衛のゾンビたち―地域アートの諸問題
まちづくりと「地域アート」―「関係性の美学」の日本的文脈
地域に展開する日本のアートプロジェクト:歴史的背景とグローバルな文脈
「地域アート」のその先の芸術―美術の公共性とは何か
Shall We “Ghost Dance”?―ポスト代表制時代の芸術
エステティック・コンディション―美学をかこむ政治や制度
「開かれる」のではなく「閉じられているがゆえに開かれている」―社会とアート
地域アートは現代美術家の“役得”―アーティストは欲張りになれ
日常化したメタ・コンテクスト闘争―「誰でもデュシャン」の時代にどう芸術を成立させるか?

著者等紹介

藤田直哉[フジタナオヤ]
1983年生まれ。SF・文芸評論家。東京工業大学価値システム専攻博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

邪馬台国

8
非常に示唆に富んだ一冊。現代のアートシーンを考える上で、こんなにも未整理かつ興味深い要因が複雑に絡んでいるとは思いもしませんでした。各論考、対談どれも非常に面白かったですが、作家目線で読むと会田誠さんの自虐も交えたするどい視点に説得力を感じました。2017/10/22

Monty

2
アート概論?というか、知識のない私には難しい本でした…ただ、まちづくりの目的に地域経済の循環や文化・コミュニティ醸成が掲げられているのであれば、昨今のようにアートを闇雲に利用しては、双方にとってプラスにはならないのでは、と感じた一冊。2024/04/06

Daimon

2
地域アート、それは現代において主流になりつつある現代アート…作っている過程、社会や地域への貢献、コミュニケーションそのものなが美であるようなアート。しかし、藤田は「それらの批評性が正しく認識されないまま、のっぺりと広がっていくような現状に、危惧を覚える」(p.20)。そして、「アーティストが行政のオーダーに従っているうちに芸術である意義を失って、プロジェクトが盆踊りになっていく」(p.396)。何がアートなのか、それでも、アートが地域を変えていくことを引き受けることができるのか。それでもなお踊れるのか。2018/10/23

しゃんぷーしょく

2
内容の濃い本だった。行政の枠組みで芸術が使われるようになった時に、芸術性を確保するにはどうするか。そもそも芸術とは何か。2018/08/26

comet

1
多面的な物事の見方を得る。2018/03/22

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